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27歳
今回は少し私の過去のお話
あの時の私は22歳
彼は27歳だった
27歳で自ら生きることに終止符を打つ選択した彼
大人になることが怖くなったと同時に、そんな選択ができるなんて、なんて大人びているんだろう、とも思った。
変わり映えのない日々を淡々とこなしていくだけの人生に嫌気がさしたとはいえ、私はきっとそんな人ほど何かを成し遂げたい、自分はこのままでは満足できない、これではだめなんだと自分で自分を追い込みすぎて無理をしているんじゃないかと思った
本当は1人でそんなに何もかも頑張らなくても、周りには助けてくれる人がいたはずだ。私もそのうちの1人だったのにね、
1人でも良いなんて言わないで欲しい。誰かといるほうがましかもなと思ってくれるだけで良い。ほんの少しでいいから、いなくなる前に少しだけ本音を話してほしかった。明日を生きる理由を、毎日一緒に考えたいくらいには、私は君が好きだったよ、ってセリフをそのまま贈りたい
何年、何十年後のこれから先もきっと、君の後を追いかけてしまう日がやってくると思う。
その度に、きっとわたしは1人で涙を流しながらどうして私を置いていったのかって、行き場を失った気持ちと向き合うことになるんだろうな。
楽しかった幸せな思い出よりも、ここに君がいないことが辛くて、会いたいと思うあたたかいはずの気持ちに何より心をえぐられる
私も少し生きることに疲れた