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アメリカ永住権を取得するためのインタビューはドキドキだったよ
むかーし、むかーし、15年ほど前の話です。
アメリカ国籍を持つ旦那と結婚し、永住権申請をした私が、なぜインタビューでドキドキだったかというと、アメリカで働いたことがあるくせに、働いてません!っていう嘘をついてしまったから。
つまり、永住権申請以前の学生ビザ更新時に虚偽申告をしたことがあったからなのよ。💦
詳しく説明すると。。
F1と呼ばれる学生ビザでアメリカに滞在していた私。
学生ビザの場合、学校以外で働くことは法律違反。
でも、授業料を支払うため、学校で働きSSNも取得。
SSNさえあれば、学生ビザだということを隠して学校外で働けたので、さっさとアルバイトを始めた。
学生ビザは5年ごとに更新しなくてはいけない。
卒業までには、その更新が必要だった。
日本に一時帰国し、赤坂のアメリカ大使館に更新の手続きに行き書類を提出。
その書類の中にあった質問が、
「今まで米国内で就労したことはありますか?」だったわけ。
学校で働いていたのは、数か月。なので、✓すべきだったの。
だけど、私は知っている。
基本、学生ビザを持つ外国人は働いてはいけない。
そして、もし米国内で働いたことがあるという質問にYESと答えれば、SSNを聞かれるはず。
SSNを聞かれたら、IRSに照合依頼してどこで働き、幾ら稼いだのかといった情報は全て筒抜け。
いくら納税しているとはいえ、学校以外の場所で働いていた事実が明確になれば、更新は却下されるかもしれない。💦💦
と、こういう思考に至った私は、働いてません!と申告した。
無事に学生ビザも更新され😲、その1年後ぐらいに結婚し、永住権の申請に至るわけ。
申請に伴って、移民専門のアメリカ人女性弁護士に相談、申請書類やインタビューへの注意点などを聞いていたときに、私が学生ビザで働いていたこと、虚偽の申告で更新を認められていることの2点が問題になったわけ。💦💦💦
弁護士のアドバイスは、
「インタビューでもし指摘された場合にどう答えるかは貴方次第。私からのアドバイスはない。ただ、嘘はつかない方が絶対良い」
インタビューのとき、それはそれはドキドキしたなー。
担当官は、30代ぐらいの女性で、質問内容はおおまか彼とのなれそめについて。永住権目当てじゃなく、恋愛して結婚に至ったのかを確認している様子だった。
恋愛中に友人と一緒に食事に行った写真や、二人で旅行にでかけた際に撮った写真を持参していたので、それらを見せながら話をした。
日本人同士で年齢も近いので見るからに恋愛して結婚したって感じだしね。
担当官が怪しいと思うところは全くなかったと思う。
実は出会った場所自体が私がアルバイトしていた場所だったため、話の流れから”学生ビザなのに働いてたの?”って質問が出てきてもおかしくなかったんだけど、担当官はそこはスルーだった。
結局15分か20分ほどでインタビューは終了。
グリーンカードは、数か月後に郵送されてきた。
というのが、私の永住権取得のストーリー。
あの時、もし担当官が就労という事実にフォーカス当ててたら、どうなってただろうね。学生ビザを持っている外国人学生として、本分である学業を全うして大学を卒業していたのも良かったのかもね。
ラッキーだったのかもしれないし、必然だったのかもしれないけど、とにかく無事に永住権を取得できて、ホッと一安心だったのをよく覚えてる。
15年以上前のお話でした。。