見出し画像

休学生活2nd-狂気との戦い-

 適応障害で二度目に休学してから半年が経とうとしている。状況はさほど芳しくない。

 一番ひどかった頃ほどではないが、昼間眠くなるのに夜は眠くならず、睡眠薬を飲んでなんとか眠る。寝ようと思っても起き上がることが出来ず、寝たい時間の2時間ぐらい後になってからやっと自分のなけなしの力を振り絞り、髪を乾かし、歯を磨き、布団に入る、そんなような生活が続いている。

 動くとすぐ息切れする。メモしないとすぐ物事を忘れてしまう。目の前にあるはずのものに気付くことが出来ない。そして何より、一人暮らしを続けられない、大学に半年以上行けていない。外出するのはたまに大学の知人や友人に会いに行ったり、通院したり。友人とのライフステージの違いに時々「うっ」も感じることもある。

 よく友人に「普段何をしているの?」と聞かれることがある。その答えは、建前としては親に時間があるのだから何かせよと言われて始めた資格試験の勉強ではあるが、大体は実家で横になっている、とかの方がより正確な答えかもしれない。勉強も決してしていない訳ではないが受験期ほどのモチベーションがある訳でもないし、微妙な不調のために滞り気味である。

 このような状況に陥ってからは周りにいる同級生(留年したので来年からは「先輩」ではあるが)が超人に思えて仕方なくなってきた。生活費やら遊ぶお金の週に複数日バイトをし、そして授業に出て、サークル活動にも邁進、来年以降は就活やらインターンやら。どこか違う星の出来事のようである。僕の場合は進級に失敗した(というか1年間通い続けることができていない)のもそうだが、友人と遊ぶのすら疲れを感じてしまい、自分のキャパシティ上できることがそう多くないのでなんだか当事者意識をもって見ることが出来ない。あまりに差がありすぎる。

 そんな生活を去年の後期休学(1年)・今年の後期休学(2年1回目)と合わせて1年間続けてきているので、まともに過ごしていこうという意識もそれなりに狂ってくるのは確かである。同じくずっと休学している友人はTwitterのスペースやタバコ、ODに手を出すなど精神的な享楽に傾斜している。流石にそういう方面に手を出そうとは思わないが、ともかく現在の時が止まったかのような生活、将来への微妙な閉塞感。

 そんな焦りを誤魔化すかのようにゲームをするやらえっちなコンテンツやらを見るやらしていると、気づけばまた1日が終わる。だがしかし、そんな受動的で消費的な態度に終始していれば更なる自己嫌悪に陥るのは決定的であり。好きなアニメもなんだか最近あまり見ていない。

 僕はアニメ視聴に対して妙に完璧主義的な方面があり、元気で頭の回る時に見て、ちゃんと理解して見ておきたいというポリシーがある。そのため肝心な元気を出したい時にアニメを見ることが出来ず、気は沈んだまま。

 以前はアニメを見て例えば頑張っているキャラクターと同一化して頑張ろうとモチベーションを作っていたわけだが、最近は自分の状況に合う作品があまり見つからなかったり、なんだか自分はこのキャラクターほど容姿端麗でもないしできることも多くないし…と感情移入が前ほど上手く出来なくなってきている。19歳の身で言うのはなんだが、この歳にしてもう若くねぇんだな…と感じ始めている。

 noteをやっているのはそんな非生産的な日常に少しでも生産的な時間を作ろうとする、せめてもの罪滅ぼしのような感覚である。このnoteを書いている今この瞬間も微妙な頭痛と寝る気の起こらなさで魂の抜けたかのような意識でいる。

 ネガティヴなことばかり書き連ねてしまったので記事の最後ぐらいはポジティブかことを書いておこう。もし漠然とした不安感が否定できないのなら、漠然とした希望もまた否定できないということ。僕に最終的に希望を持たせることができるのは、最終的には僕自身。自分のことぐらい、自分で信じさせてやりたい。

いいなと思ったら応援しよう!