【試してほしい】長崎・佐賀を味わいつくす10の方法。
11月の3連休に有休をプラスして、長崎・佐賀へ。どちらも初めての土地ではないものの、まだ味わいつくしていないという思いがあり、徹底的にリサーチ。とても充実した旅行になったので、参考になれば嬉しいです。
これらを楽しむために、こんな日程でコースを作成。結果として長崎に行ったのに、ほとんど長崎市内を巡れなかったのですが、まあ、それはまたの機会に。
1日目:長崎空港→ハウステンボス
2日目:ハウステンボス→波佐見→有田→伊万里→嬉野温泉
3日目:嬉野温泉→鹿島→長崎(+列車で武雄温泉まで往復)
4日目:長崎→雲仙・島原→長崎空港
【1】「ハウステンボス」は眺めて、食べて、楽しむ場所だと
初めて訪れました、ハウステンボス。アミューズメント施設ではしゃぐ年齢でもないので楽しめるのか不安もあったのですが、ここは街並みを楽しむだけでも十分ですね。ヨーロッパの雰囲気をここまで再現した場所は他にないかと。
眺めるだけでも楽しいですが、そんな景色を眺めつつ食事すると、さらに楽しい。地中海料理のレストラン「エルマーソ」で運河を眺めつつ、ワインを飲んだら、すっかり海外気分。そして、ここはパエリアがおススメ。アミューズメント施設にあるレストランと思えないクオリティです。
【2】「アリタセラ」で土鍋を買う
長崎と佐賀の県境には波佐見、有田、伊万里と焼き物の町が集まっています。波佐見では、愛用の白山陶器の器を購入(通常より2~3割安いのです)。続いて、有田焼の専門店が立ち並ぶショッピングモール「アリタセラ」へ。
お店も食器も洒落ていて、立ち寄ったカフェ「MARUBUN」も良い感じ。良い意味で有田焼のイメージが変わりました。数ある焼き物の中で、今回はお米が炊ける土鍋を購入。デザイン、サイズ感に加えて、食洗器で洗えるというのが決め手でした。
【3】「鳥」という名のドライブインで
有田から伊万里へ。そろそろ昼食ということでGoogleマップで偶然見つけたのが「鳥」という名のドライブイン。名前のインパクトもさることながら、伊万里に来て鳥料理か?と悩んだものの、評判の良さに賭けてみることに。
一番人気という一番定食(基本そのままのネーミングですね、ここ)を注文。鳥スープ(美味)に、鳥めし(これも美味)、そして生の鶏肉。そう、自ら焼いて、焼き鳥として食べるというスタイル。これが抜群に旨い。ぷりっぷり。伊万里といえば牛肉ですが、鶏肉もぜひに。
【4】MILKBREW COFFEEでコーヒーを、ナカシマファームでチーズを
嬉野から鹿島へ向かう途中に塩田津という宿場町がありまして、蔵造りの建物が並ぶ中にあるカフェが「MILKBREW COFFEE」。水出しならぬミルク出しコーヒーを提供していると知り、乳製品好きなら訪れない訳にはいかない。
そのコーヒー「ミルクブリュー」はもちろんのこと、一緒にいただいたクッキーが美味しい。グリルしてもらったこともあるのだけれど、チーズとミルクが相まって幸せ気分。
そしてこのカフェで使用しているミルクは、少し行った先にある「ナカシマファーム」のもの。こちらのお店ではチーズを販売していて、好きな商品を詰め合わせてもらう。見るからに美味しそうなチーズに、キュートな箱。旅行後の幸せはこれで保証済。
【5】駅隣接の日本酒バー「HAMA BAR」で飲み比べ
チーズの次はワインと行きたいところですが、有明海に面した鹿島は日本酒造りが盛んな町。いくつもの酒蔵があるものの、全てを飲み比べてみたい。そんなワガママが叶うのが、JR肥前浜駅に隣接したバー「HAMA BAR」。
5つの酒蔵からピックアップされた飲み比べセットを注文。意外と量があって、飲みごたえ十分。気に入ったお酒は購入することも出来るので、「幸姫」と「蔵心」をお買い上げ。旅行後の幸せはこれで保証済(2度目)。
【6】「陶山神社」と「祐徳稲荷神社」で神様にご挨拶
旅行に行くなら、その土地の神社は参拝しておきたいもの。有田の「陶山神社」は、焼き物の町らしく鳥居や狛犬、灯篭などに白磁が使われている美しい佇まい。デザインにひかれて買い求めたお守りも、白と青がキレイ。
鹿島の「祐徳稲荷神社」は、日本三大稲荷の一つ。風鈴で彩られた階段を昇ると、見晴らしの良い景色。前日からの大雨が上がって、雲の切れ間から光が差したのもこの場所から。祝福されたと思っても良いですよね。
【7】「ふたつ星4047」と「西九州新幹線」で長崎を往復
今回の旅行はレンタカーで回っているものの、どうしても観光列車に乗りたくて、なんとかチケットを確保。長崎を出発し、大村湾を眺めながら武雄温泉に向かいます。
朝まで荒れ模様だったためか、乗客も少なめ。ラウンジで景色を眺めながらスフレやアイスソルベ、コーヒーを満喫。心配だった天気も回復。ただ初日に同じコースを車で走ったせいか、新鮮味がなかったのが反省点。
武雄温泉に着いた頃には辺りも真っ暗。長崎に戻るべく西九州新幹線「かもめ」に乗車。真新しい車両に、広い座席。3時間かけて来たルートを30分でぶっ飛ばし、あっという間に長崎に。やっぱり快適、新幹線。
【8】長崎で飲むなら「居酒屋 剛」を推したい
長崎で居酒屋といえば「亜紗」が定番ではあるものの、ちょっと趣向を変えてみたい。ホテルの近くに良い店がないかと探して見つけたのが、こちらの居酒屋「剛」。当日予約でなんとか座席を確保できました。
まずはお通し。刺身5種盛りに枝豆(or 塩辛)でなんと800円。しかも旨い。これで心と胃袋を掴まれて、その後に頼むもの全てが旨い。頼んだ品が来ないので尋ねてみたら「食べ終わるタイミングを待ってました」なんて言われて、その気遣いにノックダウン。次回、再訪確定です。
【9】「がまだすドーム」で雲仙の噴火を学ぶ
島原半島をドライブすると、大きくそびえる雲仙普賢岳が視界に入ります。こんな大きな山が噴火したらどうなるのか。たった30数年前、実際に起きた災害を知ることが出来るのが、この「がまだすドーム」です。
一見して子供向けの展示かと思いきや、噴火に至る経緯や、これまでの歴史を様々な切り口で展開。装置が大がかりな「立体紙芝居」、被害状況を分かりやすく描いた「ジオラママッピング」は見ごたえありました。
【10】「雲仙温泉 青雲荘」の日帰り温泉で癒される
火山あるところに温泉あり。国立公園の中にある「青雲荘」は温泉が自慢の宿。源泉かけ流しで、乳白色のお湯は「美白の湯」と呼ばれているとか。硫黄の香りも漂い、身体に染みていくのがよく分かる。
露天風呂からは秋晴れの山々が望めて、旅の疲れもすっかりどこかへ。温度も快適。いつまでだって入っていられるけれど、帰りの飛行機が待っている。後ろ髪を引かれつつ、長崎空港へ向かいます。
とはいえ、一番の思い出は
最終日は本当に快晴でした。良く晴れた日の夕暮れは、それはそれはキレイなもので。赤く染まる雲仙の山々に、千々石の海岸。事前に調べていなかった、偶然出会った景色が一番の思い出に。だから旅は面白い。
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