思考 4/10

送辞 自分へ

復職支援プログラム卒業、おめでとう。

半年間、体調が悪く休んでしまった日もあったけれど、自由通所の時期も含めてほとんどの日程に出席したことを、我ながら誇りに思う。

「行きたくない、辛い」と思った日もあった。ぐっとこらえ、時に涙を流しながら通所した日もあった。「いつかこの日が、大きな意味を持つように」という思いで、半分意地のようなものだったかもしれないが、めげずに通った。本当に偉い。


中学の時、大きな挫折をした。学校に行くのが嫌になった。欠席日数が増えた。部活も休んで、家で1人PCに向かった。中2のクラスアルバムに自分の写真がなかった。悲しかった。中3までスクールカウンセラーのところに通った。一時期保健室登校もした。

今回の休職も、最初は中学の時と同じだと思っていた。断ち切れなかった負の思考が連鎖した。辛く振り払えない記憶もあった。人間不信にもなった。外に出られなくなって、風呂に入れなくなった。ご飯をまともに食べられなくなった。本当に色々あった。

ただ、中学の時と違ったのは、立ち止まって地面に穴を掘って引きこもることをしなかったことだ。外とのつながりを細く持ちながら、地面に籠ることなく、半歩ずつながらも足を進めた。

支援プログラムを受けるなんて経験、普通だったらできるものではない。周りのサポートがあったからこそ、できた。今自分に出来ることは、周囲への感謝、そしてこれからを生きていく準備をすることだ。


もうわかっているとは思うが、再び仕事をするということは、人との繋がりを持つということだ。しかもこれからは、今までよりもたくさんの人と繋がることになる。それを恐れるか、楽しむかは自分次第だ。自分次第で、プラスにもマイナスにもなる。どちらが自分にとって利になるか、都度選択していってほしい。自分には「選ぶ自由」がある。

ただ、忘れてはいけない。

大好きな「Flowing Freedom」の一節。


────── 不自由は  囚われではなく

捉え方  なんだね ──────


いつか、これまでの不自由さが、自由に羽ばたくための、助走でありますように。


2020年4月10日  自分



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