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大学受験寄り道、塾

大学の話を進める前に、なぜ通信課程へ進学したのか。
当所は通学課程を受験しようと思い、準備をしていたのですが、
どう考えても首都圏に出なければ学びたい学問を専攻できない。
でもそのためにパートナーと離れ、生活していく、その生活が見えない、経済的な算段がつかない。
そこで、受験勉強は続けながら、専攻の変更や通信課程も視野に入れて再検討。
通信課程でも学びたい専攻を取れる大学が1校だけある、
このことから、現実的には通信課程に入学するのがいいだろうと、大学を決めました。
高校最後の年の5月、突如大学受験のための勉強を塾に通って開始してから、3か月ほどたった夏のことです。

少しのあいだでしたが、大学入試突破を真剣に目指して勉強する日々も刺激的でいい体験でした。
大学進学専門の塾に通い、現役18歳に混ざって1日9時間勉強の日々。
身についていない基礎の基礎を修得するため奮闘。
塾代ってこんなに高いのかと驚き、家族に助けを求め(大学の通信課程の数倍以上の費用……!)
朝起きて涙をこぼしてからテキストを開き、
夜になり、やっと範囲が終わったと涙を流して横になる日々。
でも本当に挑戦してみて良かったと、こころから思います。

なにより、参考書を使って自学自習を主とする学習スタイルの塾でしたので、
自分が使いやすい良質なテキストを選ぶこと、
テキストとノートと辞書を使い、自分で机に向かって学ぶ習慣をつけられました。
授業を受けるライブ感は楽しいですし、勉強にもなるのですが、
学ぶべきことはテキストに書かれていることがすべてだったりします。
だから、テキストを読み込むだけで知識の不足はほとんどないのです。
そのことを知り、身をもって体感できたのはこのとき通った塾のおかげです。
英文中の"that”について質問してもちんぷんかんぷんな答えを返してきたので、
先生のことは「ぽんこつたぬき」と呼んでいましたが、
わたしとしては愛情を込めたぽんこつたぬき、塾の先生も受験を熱心に応援してくださっていたのをよく覚えています。(thatの用法は改めて確認していただきたいですが)

通信制高校と受験対策のための塾、このふたつの学習で、
大学の通信課程で単位を修得していくための下準備がほぼ整いました。
足らない基礎知識(特に英語等語学)に関しては、ほかの科目の勉強と並行して取り組むことにして、
いざ課題図書の小論文を書き願書の提出、大学入学最終段階です!


CALAMVS GLADIO FORTIOR
The pen is mightier than the sword.

Kamoi

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