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プライドセンター大阪に行ってきた
友達が介助してくれるというのでプライドセンター大阪(天満橋)に行ってきた。
トランスジェンダーを自認してほぼ一年。
周りに同じような立場の人もなく、手探りで情報を集めてきていた。
晴眼者ならネット検索してミックスバーに行くとかするんだろうけれど、やはり視覚障害者には難しい。
このプライドセンターもセクシャルマイノリティ専用のマッチングアプリで友達になった人から教えてもらった。
ここを教えてもらった後、ホームページを見てそこにあったLINE相談をまずは利用した。
いきなり訪れるにはやはり躊躇いがあったからだ。
私はトランスジェンダーのノンバイナリーということをヘルパーさんやガイドさんたちにはカミングアウトしている。
けれど、こういう場所に連れ立っていくにはやはり抵抗を感じるのだ。
そこでリアルの友達にfacebookで「誰かついてきて」とお願いした。
すると前々から話を聞いてくれていた友達が一緒に来てくれた。
LINE相談の時も「障害者の利用はありますか?」と尋ねたけれど、その時は「車椅子や聴覚障害者の利用はあります」との案内を受けていた。
実際に行って聞いてみると「視覚障害者の利用は初めて」とのことだった。
一週間前に別のLGBTQの交流会にも参加したのだけれど、その時も「別の交流会にはいるみたいだけど、ここでは初めてです」と言われた。
やはり私が当初感じていたように探し当てることができなかったのだろうか?
それとも「視覚障害者」という比較的閉鎖された世界で生きているからか、世間を憚ってこういう場所へ出てくることをためらっているのか?
おそらく後者の方だろう……
マイノリティの中のマイノリティは生きづらい。
盲学校で発達障害をカミングアウトした後でとんでもないことになった記憶があるから、セクマイなんて知られたら……と想像すると恐ろしい。
話がそれた。元に戻そう。
スタッフさんは視覚障害者ゆえ、セクマイの自己受認からここにいたるまでに一年以上かかっていた経緯と、ここにきた私の目的を丁寧に聞いてくれた。
私がここにきた理由…
同じセクシャルマイノリティの友達が欲しい。
私が求めていた友人は「女性」に限らず、いろんなセクシャルマイノリティの人だった。
しかし私が探した中では「女性専用」もしくは「男性専用」と分かれていることが多かった。
近場でリアルで友達が欲しい。
そう思う私の欲求を叶えてくれる場所はネット上では自力では見つけられなかった。
それがここにいくと、私の要望に沿ったコミュニティを色々紹介してもらえた。
本当にありがたかった。
千里の道も一歩から。
友達百人も一人から。
これから、プライドセンター大阪で紹介してもらったコミュニティに参加して行って、どんどん友達を増やして行きたいと思います。
プライドセンター大阪では、オープンスペースに行かなくてもLINEやオンラインでの個別相談もされています。
顔出ししたくない人、周りにバレたくない人はぜひそう言ったサービスを利用してみてください。
一人で心に抱え込むよりも、こういう場所でこっそり打ち明けるだけでも随分と世界は変わると思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
プライドセンター大阪のHP
https://pridecenter.jp/