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【番外編3】本になりました!

 今年の春まで1年半ちょっと続けてきた連載エッセー「スマホなし、冷蔵庫なし、クルマなし」が単行本になりました。『山里の生活実験―サステナブルな暮らしを見つける』というタイトルで、11月刊行です。

丸山啓史『山里の生活実験―サステナブルな暮らしを見つける』
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書店に先駆けて購入可能です。

 エッセーをそのまま並べて本にした、ということではありません。第1部は連載の内容を組み替えたものですが、第2部を新しく書きました。後半の第2部では、山里に移り住んだ理由、我が家の暮らしの背景にある思い、山里に暮らしてみての発見などをつづっています。「我が家の節約術」に触れていたりもします。

 第1部も、連載の内容をもとにしつつ、構成を改めています。そのときどきに記してきたものを整理して、全体像を理解してもらいやすくしました。連載を読んでくださっていた方にも、「そういうことだったのか」と気づいてもらえるところがありそうです。

 1回ごと気軽に読める連載にも良さがあると思いますが、1冊の本にまとまることで、それぞれの話題の位置関係が見えやすくなります。連載では雑然とあれやこれやの話を記していたように思われたかもしれませんが(そういう面も実際にあります)、実はけっこう真面目に考えて書いていたのです。その真面目な思いを受けとめていただけると幸いです。

 なお、注目ポイントは、本の最初にあるカラーページです。佐々木こづえさんが、我が家の見取図を描いてくれました(外観と内観の2枚)。佐々木さんのおかげで、家の様子を具体的に思い浮かべながら本を読んでいただけるようになりました(家の実情をさらけ出すのは気恥ずかしいですが)。

「我が家の見取図」(イラスト:佐々木こづえ)

 できるだけ環境負荷の少ない本づくりをしてもらっているものの(その印を、本を手に取って見つけてください)、現代的な本の製造・流通が環境負荷をもたらすことは否めないので、葛藤はあります。本にした以上は、その環境負荷が無駄にならないこと、害を大きく上回る意義が生まれることを願うばかりです。真に持続可能な社会をめざす「同志」が広がっていくことを期待しています。
 
 本の目次などは、こちらをご覧ください。


 12月8日(日)には、和歌山から春原麻子さんをお招きして、刊行イベントを開催します(会場&オンライン)。詳しくはこちらをご覧ください。

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