レコード・クリーニング方法各種の一長一短~08
前回からの続きです。
●クリーニング方法
レーベルの濡れ防止の何らかのカバーを置きレコード全体にクリーニング液を
垂らします。溝に沿ってブラシで満遍なく擦ります。この時逆方向に擦ると
より効果的かと思います。その後素早くクロスで溝に沿った方向で拭き取ります。この際拭き残しにご注意下さい。
液体によってはムラになりノイズの原因になりかねません。
※拘らないのであればブラシの下りは省いていいかもしれません。
また高価ですが専用クリーニング台も売られています。
コストパフォーマンスの観点ではテレビの回転台など利用した専用ターン
テーブルの作成など創意工夫で上記の製品を買わずに何とかなりそうな
気がします。この際はターンテーブル・マットを別途購入すれば盤面の
保護になりそうです。
また利用中のターンテーブルで直接にクリーニングされてる方を見かけますが、
液体を扱いますので電気系統の観点からあまりお勧めいたしません。
この方法を用いる場合は取りあえず回転するジャンク品のターンテーブルなどの
利用で代用は効くかと思います。これは効率化を図れます。
ただ…….
この方法はメラニンならばどれもいいという訳ではないらしく、
レコードに向いてるものがあるとのこと。
方法としては精製水などで濡らしたあとに対象の部分を擦っていくもの。
実際(100均商品で)試したことはありますが、力の加減が難しく
やりすぎるとその部分が白くなり、少なくとも見栄え的には疑問です。
効果はあったような気がしましたが、その向き不向きを含め溝/盤面を削るというリスクを考えると個人的にはあまり推奨できません。
次回につづく