レコード・クリーニング方法各種の一長一短~05
次回からのつづきです。
前回は上記から↑
深いことを考えずに効果と安全性の平均値を取るなら市販液
(ただし市販液全てが安全とは限りません)、
ランニング・コスト等を優先にするなら本来の用途でない液体等や、
それらを混ぜた自作液などが挙げられます。
どの液体の使用もデメリットを見いだすことが可能なことから、
後はご自身の経験または嗅覚が求められます。
もし経験がない場合は、例えばその紹介で試そうとしてる方とご自身との
嗜好等の共通項が多いか否かが1つの目安となるかと。
●クリーニング液の自作例
噂ですと市販液の大半は「 蒸留水+アルコール+界面活性剤 」程度の
物とのこと。もしそれが本当だとすると直ぐに自作できることから、
それで十分ということになります。少なくても高価なクリーニング液は
あまり必要ないかもしれません。
※市販液は国外/国内問わず大変多くの商品が販売されているため、
価格等も含め個人の見極めが更に必要になってきます。
近年ですと自作液の他にコストパフォーマンスの観点で洗浄力・手軽さでしたら、
100均などでも売られてる「アルカリ電解水」がいいらしいです。
このままですと盤面に馴染まず水分がはじけるため、「ドライウェル」
などの界面活性剤を数滴垂らすとはじけづらいかと思います。
(※ドライウェルもレコードにあまり良くないと少数ながら聞きますので、
一応は注意は必要です。ただ個人的にはその実例や具体性を示されている
ものを見聞きしていませんので何とも言えないのが現状です)
ただこれとて微量のミネラル分が溝奥に付着を懸念する声も・・。
拭き残しがなければ気にはならないと思いますが、確かに拭き残しが
甘いとプレイ後、付着物や残留粒等が散見されレコードにはよろしくないかと。
このクリーニングはあくまでも拭き残しが限りなくゼロの前提話になります。
また、最終処理で精製水などで磨けばそのような可能性は低いと思われます。
また重曹や食器用洗剤などをレコード クリーニングに用いている方も少なくないと
思われます。ここまでくるとこういった洗剤問わず液体系は無数にあることから、
キリがない世界になってきます。
どの液体も安全性が特定されない限りこれらもふき取りの際、限りなく拭き残しがゼロ前提の話になります。
あと忘れがちですが、レコード的に安全・良いと思われても
「レコード・ファイル」的には
必ずしも比例するとは限らないので注意が必要です。
次回につづく
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?