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レコード・クリーニング方法各種の一長一短~03


さて②は主に汚れが目立つものに有効な方法論です。
最初はオーソドックスかつ古典的ですが、最近はあまり使用者が減ったと
思われるレコード・スプレーです。使用方法の説明はもはやいりませんね。


これを乾式にするか迷いましたが、一応かけすぎると液体ですので湿式としました。
これにベルベット式クリーナーとの併用は70年代において黄金コンビというほど
使用者が多かったのではないでしょうか?私も少年期はこのコンビでした(笑)



ですが、現在はクリーニングの用途/解釈/効果は大きく変化してきていて
リスクが大きいリポートを聞きます。その詳細ですが・・・

膜を張る→音が鈍る→後になってノイズが乗るなど・・・。

個人的にも似たような経験から私も現在は使いません。
香りは好きなんですがね(笑)オリジナル盤など高価なものを
取扱いしなければ手軽でいいかもしれません。




次も昔からの愛好者ならお馴染みの「水洗い」です。
現在もこのクリーニング方法を続けてる方も少なくないと思います。
著しく汚れたレコードを洗うというイメージですかね。
溝等の付着物を一気に洗い流してしまえて何よりも手軽さが大きなメリットです。


この「水」は水道水が一般的ですが、これをひとたびレコードに濡らすと
瞬く間に盤面が曇ります(ただし水道水/水道管の環境にもよるとのこと)

塩ビ焼けの状態。
ちょっと分かりづらいですかね・・・


※所謂これが『塩ビ焼け』の状態/理由の1つです。
(他にもこの症状の原因がありますが、ここでは触れません)

多くの場合、乾燥後プレイすると盛大な埃が針に付着し、大小の
チリノイズとともに片面最後まで正常に聴けず途中で音が歪む症状に陥ります。
これはカートリッジに負荷がかかるばかりでなく、針/溝をも削りかねません
また専用カバーがないとラベルが濡れる難点も。


原因はカルキやミネラル分の不純物が多かれ少なかれ含まれてるからと
言われてます。「濡らしてもすぐに拭きとれば大丈夫」と言われる方も
少なくないと思いますが、これは「正しくもあり間違ってもいます」。

上手く処理しても個人的には外観も気にする傾向からあの盤の輝きが
少しでも失われる嫌いがあります。一度、盤面が曇ると元には戻りません。
また乾燥後も水ムラ等も気になりますし、盤面が曇ってる箇所はバックグランドでの大小「チリチリ」が止むこともありません。

・・・と、塩ビに関しては上記のようなことが今までは通説でしたが、

最近ではいろいろ調べるとYouTubeに修復方法がアップされていました。
「マグワイヤー クリアプラスチッククリーナー&ポリッシュ」というもので
私は試していないので何とも言えないですが、一応改善してるように思えます。
ビデオの後半に水洗い(不純物等の水道水ではない?)してますが。。。
もしお試しの際は自己責任でお願いします。


次回に続く

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