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レコード・クリーニング方法各種の一長一短~06


「汚れの酷い効果的なクリーニング液」の途中ですが、今回はやや脱線で、
もはやクリーニングの古典化しつつあるボンド・パックです。


盤面に木工用ボンドを平均になるよう塗り広げて乾燥後、綺麗に皮を 剥がすという方法。




これは溝に溜まってる埃等をボンドで浸み渡せ、汚れ/埃等を付着させ
乾いた頃にはそれらを皮と一緒に剥がし取り除いてしまう理論です。
成功すれば細かい埃等の除去については一定の効果はあるかと思います。
ただ、油分などの汚れに関してはあまり効果はないと思います。


ネットでの一部は効果絶大のアナウンスを見聞きしますが、この方法も特に成功を前提としないと、失敗時はかえって状況を悪くする場合があります。
主な懸念事項は以下の通りです。



①綺麗に剥がれなかった場合、盤面にボンドのカス等が原因でノイズを
増やすことになり更に粘着系の付着物になるため厄介なことになります。

②ボンドが渇くまで一定の時間がかかる

③乾かす場所を考えると一度に何枚も処理できない

次点ですがボンドは臭いです(笑)


効果の幅の割にはリスキーの方が上回ることを考えると、他の方法が
スムースかつより安全性を確保しやすいと思います。
やはり時間がかかった上に失敗した時を考慮すると個人的には
選択肢には入らないです。


次回につづく

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