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パリにはトイレが無いよね
⚠︎汚い話です。
パリにはトイレが無いよね
パリの地下鉄にはトイレが無い。
というか、街全体としてそもそも無料で行けるトイレ自体が極端に少ない。
街中にある灰色の無料トイレは汚いので使いたくないし、
有料のトイレも、さほど綺麗ではない。
ギャラリーラファイエットのトイレで「まぁ良しとしよう」といった感じだ。
なので、街を歩いていると結構な頻度でアンモニアの臭いがする。
日本じゃあり得ない頻度。
というかそもそも日本の街を歩いていてそんな臭いを感じることなんてない。
たんまーに高架下とか歩くときに感じるくらいだ。
そしてパリは、街だけでなく地下鉄も臭うところはかなり臭う。
特にSaint-Lazare駅の13番線に行くまでの通路。
当時はコロナの時期だったのでマスクをしていたが、
マスクを通り越してトイレの嫌〜な臭いが、ツーンと、鼻に入ってきた。
毎回息を止めて歩いていた。
今のところ、ここで嗅いだ臭いがダントツで臭い。
別の駅では、地下鉄を待ってる間に通路から流れてくる大量の生暖かいくっさい空気を吸わねばならない時がある。
もちろん全部の駅がこういった臭いを発しているわけではない。
が、それでも独特の匂いはある。
そんなところで、、、?!
こんなにパリの地下鉄が臭いってことは、もちろんそういうことで、
私はその現場に出くわしたことが2回ある。
1回目はなんと、壁に向かってではなく電車の線路に向かってだった。
私が地下鉄に乗っていた時、駅に着いたのでふと目線を反対車線にやると、
線路に向かってやっているやつがいた。
弧を描いている。
一瞬自分の目を疑って、目の前の現実を信じられなかったので、横に座っていた彼に確認。どうやら現実だったようだ。
羞恥心のかけらもない行為。
なぜそんなことができてしまうのか、、、。
せめて申し訳なさそうに別の場所でしてくれよ。
そして2回目はSaint-Lazare駅。先ほども登場した駅だ。
目的地に向かうため乗り換えをしていた最中、「目の前にエスカレーターが2つ、階段が1つあるな〜。どっちのエスカレーターに乗ろうかな〜。」なんて思って階段の頂上を見上げたところ、
1人の男性がズボンを下ろして下半身丸出しになっていた。
これももちろん目を疑った。
自分の目が悪くなったのかもしれないと思ったが、やっぱり丸出しだった。
エスカレーターを登り切った人々は皆、その男性が存在しないかのようにその横を突っ切っていく。
これがパリに住むということなのかと思い、私も颯爽とその男性を横切って出口に向かう。
この時は憤りなんて感じずに、その男性を気の毒に思った。
すごく申し訳なさそうに前を隠していた。
地下鉄にもっと、パリにもっとトイレがあればこの男性はきっとこんなことにならなかったはず。
心底気の毒だった。
(帰りも同じ路線を使ったので、残っていないか心配だった。
が、きちんと清掃されていた。ちゃんと床が拭かれていた。)
何度も「こんなにトイレが無いなんておかしい!この国は本当に先進国なのか!?」と疑ったが、仕方ない。
汚物を窓から投げ捨てていた国なのだから。
仕方ないのか?多分仕方なくないけど、仕方ないってことにして片付けないとやってられない。
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