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かみゆりね
2020年9月1日 01:23
「今日が、最終日ですね。クク様」そう呼び止められ一瞬キョトンとした銀髪の女性は、次の瞬間、自分が呼び止められたのだと認識してハッとし慌てて笑顔を作りました。「ええ、そうね。なんだか、久しぶりにククって呼ばれた気がするわ。」ククと呼ばれた女性は、魔法の国の大賢者という役職につく、初老の女性でした。侍女が、秘書のように横に付き従うと、「今日は夜間にハヴィ様の来訪があります。お時間までには必