ムズい日本髪の髪型

日本髪の髪型って何百種類もあるのですが、いくつかの統計に分けますと、ある程度のグループには振り分けられます。

例えば島田系ですとか、輪物系ですとか…。ちょっと飾りや布を変えるだけで別名がついたりするので、膨大な種類になるのでしょう。

そんな髪型の中でも、結手が難しい髪型って何ですか？とよく聞かれることがあります。
まあみんなそこそこ気を抜けないので大変なのですが…。

とりあえず銀杏返し…と私は答えます。
丸髷を崩したところからはじまったという説もあり、素人でも割と簡単にできる…と何かの本に書いてあったのですけど、目ン玉が飛び出しそうになりました。

あれこそ、結手の上手い下手がはっきりとわかるものはないような気さえしていたものですから。
時代によって、髷のうしろを上へ跳ね上げるようにしたり、丸みをもたせたりが好まれたりした流行はあったようですが(身分や職業、年齢幅広く結えることもある)結い方次第で粋にも野暮ったくもなってしまうのです。

丸髷の型を抜いて、それっぽくするのだけではまず形にはならないよなぁ…と。

とにかく、髪の毛を思うように動かせるようにならなけば形にならない…という髪型です。

私は大好物になりました。