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エジプト考古学博物館、ツタンカーメン以外知ってる?ー行くなら知りたいポイント①ー
先日エジプト考古学博物館(The Egyptian Museum)に行ってきた。通称カイロ博物館ともいわれる、あのツタンカーメンのマスクが展示している場所である。
実はこれが2回目の訪問で、初回はエジプトに来てすぐにゴリゴリの観光気分で行っている。
初回見学後、大いに後悔した。
なぜこの博物館について予習をしなかったのだ!!!
その時は、「とりあえずエジプトの観光地で手軽に行ける場所!ツタンカーメン行っとくか!」くらいの感じで行ってしまった。
正直住んでるし、また行きたくなったらいつでも行けるし…と思っていた。いや、とても贅沢なことではあるのだけれど。
行ってみて「これは下調べ、もしくはガイドをつけないとなかなか楽しめないパターンのところだな…?」と察知。
もちろんそれでも素晴らしいところに違いはないけれど、もし一生に一度の機会として来ていたら不完全燃焼だったであろう。
これは私の中でのリベンジ再訪である。
その記録を残しておきたい。
※ただしこちらの博物館、後述の通り展示物が移動中であったり毎年のように入場料が変わったりしているので、最新情報にはお気を付けを!
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入場料とチケット
▶チケットはオンラインチケットがおすすめ
オンシーズンにはチケット購入に30分以上並んだ、という話も聞いたが、私が行った2回ともに入場はスムーズで、中もかなり観光客は少ない方だったと思う。
2023年秋にイスラエルとガザの紛争が激化して以降、エジプトの観光客は目に見えて減ったようだ。年始に初回見学した際は、ほんとうにガラガラだった。日本人もその時は一人も見なかった。
半年以上経った今回はツアーバスも増え、前回よりにぎわったなという印象。バリバリの関西弁もどこからか聞こえてきて、少しうれしくなった。
チケット購入のわずらわしさを回避したいならオンラインチケットの事前購入がおすすめ。日付指定で返金不可だが、直接入口まで行けて便利。チケットチェックの人に、日付が入ったQR画面を見せればよい。
ちなみにチケットは2024年9月現在外国人は450ポンド。
6歳以下は無料。ビデオチケットは別料金。携帯電話での写真撮影には別料金はかからない。ちなみに昨年は300ポンド。18年は160ポンドだったようだ。
チケットカウンターでの購入はおそらくクレジットカード必須。というかエジプトの観光地は近年「チケット購入はクレカ一択」の場所が結構あるのでご注意を。
※余談だが、公式サイトの【GET TICKET】のリンク先が国立エジプト文明博物館になっているのが意味不明すぎる。
私はこちらでオンラインチケット購入しました
所要時間
▶有名展示を中心にざっと見るには1時間半
個人的には2時間半は欲しいところ。ただ、大人が効率よく回れば1時間半でも有名どころはおさえられるかなという印象。そのためには事前予習して、見たいものとある程度の位置を把握しておくことが望ましい。
▶ファラオのミイラはここにはおりません!
有名展示だったミイラ室は2024年現在閉鎖されているので、もっと早く回れる人もいるかもしれない。移動先はこちら。
2021年にオープンした国立エジプト文明博物館。こちらエジプトとは思えぬ洗練された空間 笑
ラムセス2世などの王や王妃のミイラ20体ほどがいる特別室は、ガイド説明や写真撮影禁止。何とも言えない神秘的で別の空間に来たような、そんな体験ができる。おすすめ。
エジプト考古学博物館から絶妙に離れていて、車で10分くらいはかかるかなぁくらいの距離だ。
考古学博物館は、その他のミイラ関係の展示も2回目に行ったときに減っていた。これからどんどん移動していくと思われる。
館内環境
▶空調、ほぼ扇風機だけ。暑い
夏訪問予定の人は気をつけて欲しい。正直に言う。暑い。少なくとも私が行った9月中旬は暑かった。
博物館でこんな温度管理されてなくていいのか?という感じだが、絵画がほぼないからいいのか?ツタンカーメンの展示室はかろうじて少し涼しい。
他は所々置かれた巨大扇風機で凌いでいる。真夏は大丈夫なのだろうか。奥まった展示室はモワッとしてる。
対策には扇子をおすすめしたい。ハンディファンでもいいが、こちらは機内持ち込みのみだし、意外とかさばる。
▶︎館内に飲食の売店はなし。出たところにカフェはある
そんなこんなで、特に夏は飲み物の持参が必須である。
魔法瓶の水筒を持ってくるとエジプトでは重宝する。ほんと、冷たいお水を色々なところで飲みたくなるので。
水を買った瞬間に入れ替えて持ち歩くことをおすすめする。
館内に休憩できるところはないが、外に出てギフトショップも出た先にカフェがある。
ベンチはポツポツとあるが、セキュリティやクリーンスタッフが普通に座っていることが多い。
▶セキュリティチェックは3回
ゲートを通った先に一回。
館内に入って入場チケットをかざした先に一回。
退出口(入り口側と違うギフトショップ前)に一回ある。
▶館内MAPはほぼないと思ってよい
日本の博物館のように、詳細な地図や一つ一つの説明は期待しない方がよい。そもそも収蔵品が多すぎる。
しかも今は大エジプト博物館や国立エジプト文明博物館に展示品を移し中なので、ガイドブックと見比べると移動しているものが多々ある。キーッ!!
有名どころは説明もついているが、本当にただただ置かれている品の多いことよ。公式サイトに(一応)インタラクティブマップがあるので、予習復習に確認しておくとよいかもしれない。
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長くなってきたので、展示品については次回!