工場のシンクをピカピカにしてきました!!
前回の洗面台ピカピカを終えて次の場所を探すべく、工場の人たちに話を聞いているとまたまたでてきました。
今回は、こちら!!
一緒に現場へ行くと魔研(マッケン)は何か考えている様子。。。
何で攻める?と聞かれて
私は、前回同様にいきなりペーパーでかけると深傷が入るのがいやだったので、ダブルアクションの電動サンダーとコンパウンドの組み合わせがいいんじゃないかと答えて一度それでやってみる事になりました。
使った道具類はこちらになります。
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私も最近知ったんですが、RYOBIさんの工具は京セラさんが引き継いで販売されてるみたいですね。旧型式だとRSE125なんですかね。普段Goriproが愛用してます(^^♪
なんでも使える万能電動工具です。
コンパウンドで軽く試してみましたが、もともと給湯器もおかれてたらしくカルキの塊がこびりつき落ちませんでした。
魔研も解ってたらしく、まずは試してみて失敗してから学ぶってのをやってほしかったみたいです(^^;
じゃぁ”研磨”しましょうか
という事で。
せっかくなので山梨工場で製造している端材を使って磨いてみようという事になりました。
↑
こちらのVARIOFILMは研磨フィルムとなっております。ペットフィルムに接着剤をコーティングし、そこに研磨材を電着でつけて上から研磨材が落ちないように再度コーティングをします。
Q:ペットフィルム?
皆さんの身近な所でいくと、ペットボトルの容器をイメージしていただけたらいいと思います。(私も昔、ペットフィルムってなんですか?って聞いた
ころ先輩から同じアドバイスをもらいました。)
Q:電着?
接着剤を塗ったペットフィルムの上から電気の力で研磨材を立たせてます。砂が寝てると接着剤に埋もれてしまって研磨力がでてこないからです。
Q:用途は?
-シャフトの研磨(砥石で削った後の最終仕上げ)
-自動車のエンジン部品に使われるクランク・カムシャフトの研磨で使われています。
今回は、シンクを水研ぎで磨くので、、、
-ベースは水にぬれても破れない丈夫なペットフィルム
-ペットフィルムなので、平滑性があってシンクの凸凹にも馴染む
-バックコートが手研ぎに抜群!!
*バックコートは砂面の反対側(手があたるところ)にコーティングされているのですが滑り止めの効果があります。
Step1
水をジャブジャブつけながら汚れ(カルキなど)がひどい所を狙って15μ(1,000番)で磨いていきます。カルキのこびりつきがひどい所は20μ(800番)も使いました。
今回、VARIOFILM使って改めて良かったと気づいたのが、
裏面にバックコートがコーティングされているので手とフィルムがズレて滑る事が無く、手にギュツと食い込みながらしっかりと研磨しました。
ここで、魔研(マッケン)の名言。
研磨には「根気と時間」は必要です
その名言通り、粗取りはかなり時間がかかりました。
上下に動かすと胸筋が鍛えられるくらい、ほんとエクササイズかってくらい手を動かしまくりました。
それでも固くこびりついて落ちなかった所は、Nikken製品の耐taiQの600番で研磨しました。(耐taiQはこちらです↓)
研磨は深い傷が入ると、後が大変なので極力粗い番手は使わない方がいいんですがどうしてもって時は粗番手投入も必要です。ちなみに耐taiQは深い目が入らない特徴もあるので今回使ったのもあります。
Step2
今度はStep1の研磨目を消すため12μ(1,500番)と9μ(2,000番)の順番で研磨していきました。Step1の時のようなゴシゴシではなく、シュッシュッてイメージですかね。
Step3
最後はコンパウンド(ツウィンクルスーパーL-1000)とスポンジをつけた電動のダブルアクションサンダーにスポンジパッドをつけて磨いていきました。前回の洗面台同様に磨く場所をブロックで決めてから磨いていきました。
魔研が言ってましたが熱で磨くイメージらしく、シンクの表面が熱くなった時が一番磨けてるのですがスポンジもすぐ黒くなってしまい数枚パッドを交換しけっこう仕上げも苦戦しました。
よくステンレスを磨く時に研磨屋さんでバフと油脂研磨材を使って磨かれてるのもみたので次回は別の方法も試せれたらとおもいました。
そして完了したのがこちらになります。
魔研と2人でやってたんですが後半援軍がかけつけてくれまして、
「面白そうじゃん! 俺・私もやるーっ!!」と手伝って下さいました。
こちらはほんとに感謝でした。(最後の整理・整頓はお二人が抜群でした)
時間は4時間程かかって格闘しましたが、
終わった翌日に、日々こちらのシンクを使っている総務の方から感謝のお言葉を頂きました。
なんか気持ちの”ありがとうがとても伝わり、すごく達成感があったのを覚えてます。
しかも、これが終わってから後日の事ですが海外拠点からの問い合わせで、シンクをピカピカにしてもらえないですか?って相談がありました。
綺麗にしたシンクを社内SNSで発信したのを見て下さったようです。
日本の駐在員もいるので日本語版の説明書を準備しました。
スライドの最後には、どうにもならなかったら魔研が助けに行きますと書かせていただきました(^^;
海外工場にはVARIOFILMの2次加工をしており端材もあるので、そちらを使って現在ピカピカ作業中だとの連絡を頂きました。
一つのお困りごとからスタートして社内や海外拠点まで広がった今回の活動となりました。
私事ですが、普段シンクを使っている方達に”綺麗にしてくれてありがとう”とお声をかけて頂いたのがすごく達成感があってやってみてよかったなと思いました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。