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感情を味わい尽くす
春は毎日そわそわ、芽が私を呼んでいる状態に陥り、製茶のことで頭がいっぱいです。
そして繰り返し繰り返し、感覚をフル稼働させて作っています。
そんな試行錯誤の烏龍茶。
嬉しい感想を続々といただいております。
私は常にあまり自信がありません。
烏龍茶も今年はほとんど失敗もなく、なかなか美味しいのができたと思っています。
が、内心はドッキドキです。
出来が日によって違うので、日付ごとに分けています。
父には、よくできたのもそうでないのも全部混ぜて平均値をとった方がいいと言われ、
旦那にも、そんなにこだわってやっても違いなんてほとんどの人にはわからない、と言われ…
それもごもっとも…と思いつつ、やっています。
一体なんのためにやっているのか、商売としてほとんど成り立たないことに入れ上げて、何をしているのか…。
ただただ本当に自分のためとしか言いようがない。
もっといいものを作りたい、それだけです。
以前に、アホの極み発言、売りたいけど売りたくないとも書きました。
自分でもとてもよくできたと思うものは相変わらず手売りしたいと思っていますが、くるみ市さんに少しずつ置いてみることにしました。
ちょこちょこ買ってくださる方がいて、どうだったんだろうドキドキ、と思っていました。
すると、購入くださった方から感想を次々といただき、
それが非常にいいもので、胸が震えている次第です。
美味しいと言ってもらえると、それがモチベーションになります。
だから、今とってもやる気満々です!
正直お茶屋として全く儲かっていません。
烏龍茶にしても、野草番茶にしてもそもそもがたくさん作れません。
商売をするなら、儲かることがある意味正解だと思います。
見る人によってはダメなお茶屋だと思います。
たくさん捌けてしっかり利益があっての成功だろうと言われると、その通りですとしか言いようがない。
いろんな生き方があって、いろんなやり方があって、いいじゃないか。
結論私はそこに行き着きました。
それぞれがそれぞれの正解を探っていくしかない。
人生一度きりだから、私は自分の人生をどうやっていくか、自分で決めます。
笑われても、そんなもん趣味だと言われても。
色々な意見を聞いたり、他の人を見たり、いろんな感情になりますが、それも味わい尽くした上で、今はそう思っています。
あと、とても天邪鬼なので、それも影響しているのかも。
1人で手摘みなので、今後も少量生産ですが美味しいと思ってもらえるものを今後も作っていきたいと思います。
(もちろん野草番茶やハーブ緑茶など定番のお茶も)