【逆張りなのに嫌われない!?】「逆張り思考」を使いこなしてアイデア量UP!
こんばんは!かみやと申します。
9月に入り、就活を始める方も増えてきたと思います。
その中でグルディス(グループディスカッション)の選考と出会う機会があると思うのですが、
難しくないですか。他人と意見が違うとめちゃくちゃ不安になります。でもなんか逆張りのアイデアばっか思いついてしまう。
しかし、「他人と違う角度から物事を見れる」のは武器になるのではないかと思い、この夏に取り組んだグルディスでは欠かさず「逆張り思考」を実践して検証を繰り返しました。
本日は「グルディスで使える逆張り思考」をご紹介します。
そうはいっても、、、。
そうはいってもグループで時間をかけて導き出したアイデアを「今出したアイデアの逆の方法まだ誰もやってないからおもしろくない?」とか「普通のことやっても売り上げは変わらないから逆を行こう!」とか
ギャンブルじみた根拠のない逆張りは身を滅ぼします。
(なにもグルディスに限った話ではなく、投資でもかなり危ない手法だと思っています。投資のはなしについては別の機会にお話しします。)
ですので前回紹介した「グルディスの最低限の立ち回り」は死守しました。こちらの記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。
また、グルディスはアイデアを出すことが目的ではなく議論をすることが目的です。
会話が止まってしまったり、アイデアが1個しか出ておらず検討しようがない場合に「逆張り思考で別の意見を提案するというスタンス」で取り組みました。
「アイデア」のバランス関係
かといって「既存のアイデアの全部逆を行く」のではいい案とは言えません。
特に「今流行のモノ」はたいてい「そのモノに良さがあるから」売れています。この逆張りをしてしまうと当然「良さがないモノ」となってしまいます。まずは逆張りの前に「順張り」を知らないといけません。
以下イメージ図と一緒に解説します。
こちらが「順張り」のイメージ図です。
上の赤矢印は「その時代を生きる人が抱えるニーズに答えることができ、大ヒットした商品」を表しています。
その後「ヒットした商品の一部分を取り入れた商品」が生み出されます。これはオレンジ・黄色の矢印が表しています。しかし、すでに市場の第一人者である赤矢印を越えるほどの売り上げや市場を独占することは難しいでしょう。最悪の場合「劣化、偽物」とか「妥協」とか言われます。
ここまでの説明は「タピオカブーム」が近いですね。流行に乗るだけではなく、既存の「タピオカミルクティー(赤矢印)」に工夫を加えた「タピオカほうじ茶ミルクティー」とか「マンゴータピオカパフェ」といった「タピオカという流行の要素を守りつつひと手間加えて差別化を図った商品(オレンジ・黄色矢印)」がたくさんあった時代です。
しかし、この「順張りにひと手間加える」方法は比較的アイデア出しが簡単なので、たくさんの人が実践します。そのため大量の「タピオカ系商品」に埋もれてしまい、認知してもらえず売れ残り、気付いたら消費者の間でタピオカブームが終わって大赤字なんてこともあります。
話は変わりまして、「たまたまヒットした商品の要素に工夫を加えたら、想定していなかったターゲット層(未開拓)に刺さった商品」も出てきます。緑色の矢印です。こちらは未開拓市場に刺さるのでその道の第一人者となり売り上げや効果が期待でき、うまくいけば市場を独占(シェアNo1)できます。ただし事前情報が少なく、賭けにでるようなものなので皆やりたがりません。
ここで重要なのが「順張りは王道なので本来のグルディスは順張りのアイデアを出して議論する」ということです。無理して逆張りとかして奇をてらってスベるみたいなことはしなくていいんです。
しかし、「他の人とアイデア被りたくない」という薄い理由で既存の王道アイデアや商品にひと手間加えただけじゃその市場では非力なアイデアとなってしまいますし、「独創的」とは言えません。
言い換えると、ある程度「逆張り」のような挑戦をしないと結局王道のアイデアに引っ張られて「中途半端アイデア」が残ってしまいます。
どうせ今までにないアイデアを提案するなら緑矢印のようなアイデア出したいですよね。
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