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「黎明の学師」書籍化への道のり1.5

0. 目次
1. Amazon PDO + Kindle 出版について
1.5  Amazon KDPが日本でペーパーバックの印刷開始(本記事)
2. 書籍化への流れ
3. 加筆改稿・編集作業
4. 装丁について
5. 表紙について
6. 発売までの道のり

日本でもAmazon KDPでペーパバックの印刷が出来るようになりました!

 ひとつ前の記事でAmazon PODを利用してペーパーバックを出版するには正規取次店を間に挟む必要があると書きましたが、Amazon KDPからこんなお知らせが!

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 まだ簡単に調べただけで、内容を完全に把握しているとは言い難いのですが……KDPを利用すればペーパーバック(紙本)を想定していたより安値で出せそうです。ですので、おそらくペーパーバックもKDPから出すことになると思います。

 あまり大きな声では言えませんが、Amazon KDPのヘルプページ、本気で読みにくいし分かりにくいんです。しかも、amazon.comとamazon.co.jpで取り扱ってるサービスが違う上、amazon.comのサービス内容について散々列記した挙句に、*amazon.co.jpでは現在このサービスの取り扱いはありません、と書いてあるので、日本語の本でこれができるのか? できないのか? というのが非常に分かりづらい。
 色々言っちゃったから貼っておきます、Amazon KDPのヘルプページはこちら
 そんな分かりづらいAmazon KDPを、それでも利用するメリットは、

1. ペーパーバックの販売価格を下げられる(最大)
2. ISBNを無料で付けられる
3. 差し替え・改版を無料で行える
4.   紙本と電書の売上が一緒に振り込まれる

といったところでしょうか。
 1の販売価格を下げられるのは本当に大きいです。PODは1冊から印刷できる代わりに単価が高めなので、少しでも値段を下げたいと思ってましたから。
 2のISBNについて、個人出版でつけるメリットは何処まであるのか? というのはありますが、先々の拡張性を考えると無料なら付けておいて損はないと思います。ネクパブさんではISBNないと中身試し読み不可だったので必要と考えたんですが、KDPはどうなんだろう? 電書とリンクしてるから自動的に読める状態になってそうだけど、ここは未確認です。
 3の改版無料も大きいですね。取次店を間に挟むと、データの再アップロードは有料になってしまうので、誤植を見つけた時や改版したい時に気軽に差し替えられません。ここが無料なのは助かります。
 4の振込についてですが、取次店からの振込は一定額に達したときに行われるので、なかなか振り込まれないんじゃないかと予想してました。10冊とか20冊売れるまで振り込まれないとなると、せっかく何冊か売れても振り込みが全くない状況が続くことになります。そもそも個人出版でそれほど売れる見込みがある訳でもない上、高い紙本より電書が選ばれやすいことを考えると、紙本は少しばかり売れても永劫に売上を手にすることが出来ない可能性も……。ペーパーバックと電書の売上が一緒に振り込まれるのはありがたいことです。
 私の場合は個人出版で利益を上げようという気持ちは微塵もありませんが、全く元手がかかっていない訳でもないので、少しは回収できた方が良いのは当然です。単価を安くできる、出費を抑えられる、無駄なく回収できるという点で、やはりKDPからペーパーバックを出すメリットは大きいと思います。

 一方、ネクパブさんを使うメリットは、

1.    見本書籍を作れる
2.    割安で著者優待印刷ができる
3.    説明が分かりやすい

といったところでしょうか。
 1は言わずがもなでしょう。実際に出版する前に見本を確認できるメリットは計り知れません。(*2021年10月23日追記:KDPでも出版前の校正刷りに対応していることを確認しました。)
 2の著者優待印刷は、BOOTHや文学フリマなどamazon以外の販売経路を併用する方にとっては大きいと思います。
 3の説明が分かりやすい、正直これがamazonに比べて最大のメリットじゃないでしょうか……。Amazon KDPとネクパブのヘルプページ、はっきり言って雲泥の差です……(もちろん軍配はネクパブさんにあがります)。

 最後に、あまり有用な情報でもないかもしれませんが、amazon.comとamazon.co.jpについて少しだけ触れます。
 Amazon.comとamazon.co.jpで対応している判型も異なるのですが、amazon.co.jpは私が出すつもりだった四六判にも対応しているので、装丁の変更など行わずに済みそうです。
 ちなみにamazon.comはハードカバーの出版も出来るようですが、amazon.co.jpはペーパーバックのみです。

 取り急ぎ、速報記事でした!

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