「体験！！なるほどなPAPER」のテスト印刷がすごかった！
こんばんは、紙谷 刷太郎です～！いつものパソコンからではなく、自宅のパソコンからnoteの記事を作成しているためいつも乱発している「紙」や「刷」が一発で変換されず、悪戦苦闘しておりますっ！
さて、本日は「体験！！なるほどなPAPER」のテスト印刷がすごかった！というテーマでお話します～。その前に
「体験！！なるほどなPAPER」って？？？
という方もいらっしゃると思いますので、簡単にご説明します！
「体験！！なるほどなPAPER」とは？
「体験！！なるほどなPAPER」は２０２３年４月にスタートした、最新の印刷技術とファンシーペーパーを使ってこだわりのポスター制作体験ができるイラストレーターさんを対象とした人数限定の新企画になりますっ！
「体験！！なるほどなPAPER」に関する詳しいお話は下記のnote記事からご覧いただけますっ！
ご応募いただいた方々と作品の感性に向けて、これまで印刷会社のショウエイさんを一緒に見学したり、紙や印刷方法に関する打ち合わせを重ねてきました～。そしていよいよ本日、次のステップとなる「印刷テスト・色校正」をショウエイさんで行ってきました！
【お申込みから作品完成までの流れ～】
事前に紙見本帳セットの送付、工場見学＆打ち合わせ日程調整
↓（お申込みから2週間程度）
工場見学、打ち合わせ（印刷データ作成方法、紙選定などのご相談）
↓（工場見学、打ち合わせから2週間程度）
テスト印刷、色校正（（本日のお話はこちらの工程です！））
↓（印刷テスト、色校正から2週間程度）
本番 印刷立ち合い、完成！
テスト印刷のお１人目は米室さん！
そのテスト印刷に最初にご参加いただいたのがイラストレーターの米室さんですっ！（ようこそ紙と印刷の世界へ～ パチ パチ パチ！）
米室さんのイラストを見たときに「何て繊細できれいな色使いなんだ～」と感じると同時に、その色使いがキャラクターの女の子そのものを表現しているようにも思い、「印刷でこの繊細な色を出すのはとても難しいかもしれないなぁ～」と感じました。
しかし同時に、ショウエイさんの最新のデジタルインクジェット機と紙の組み合わせることで、米室さんの持つ作品の世界感を表現したい！という気持ちも強く持つようになりましたっ！
ラフを見て、表現の方向性をお聞きした上で紙と印刷方法を決める！
テスト印刷に入る約１週間前にイラストのラフをお送りいただき、そこから米室さんの作品に対するイメージや方向性をお聞きして、わたくし紙谷は紙の選定をお手伝いし、印刷を担当するショウエイ山下さんは印刷方法についてのアドバイスをいただきながらテスト印刷に向けた準備を進めてきました～。ちなみに２種類のイラスト作品に対して、テストの紙の種類は何と
それぞれ３種類！合計６種類すべて異なる紙を選定！！
6種類の紙はこちら！
A-1 アートドリープ しげみ 96㎏
A-2 コンパッソ P-21NE 18㎏
A-3 OKミューズラフィーネ しろ C-163
B-1 高千穂（和紙）No.3308
B-2 コンパッソ A-19-N
B-3 新シェルリン ヘアーライン 130㎏ の計6種類！
そのすべての紙にテスト印刷をしていただくことに！！！（山下さん、ありがとうございますっ）
印刷テスト当日は、朝から何となく落ち着かず、ドキドキしながらショウエイさんへ。米室さんとお会いしてお話を伺うと同じようにドキドキされているということで、ドキドキ、ワクワクしながら、いよいよショウエイさんへ～！！！！！
ショウエイさんのテスト印刷の様子
ではでは、ショウエイさんでの印刷テストの様子を画像、動画と共にご覧下さいませ～。
紙の種類と印刷方法を決め、いざテスト印刷へ！
今回のテスト印刷については印刷方法に関するおおよその方向性はイラストレーターさんと決めていましたが、テストということもあり、細部はショウエイさんのプリンティングディレクターの天野さんにお任せしていたのでした～っ。
じつは、上記のイラスト作品は、わたしが事前にイメージしていたのとは異なる印刷方法でテストがされていていて、最初は少し驚いたのですが、この印刷方法がイラスト作品とマッチしていて、さらにこれまで見たことのない表現になっていたのでしたっ！
目の前でイラストレーターさんの作品を印刷！！！
さらにさらに、今回の紙と印刷の組み合わせで一番紙との相性がわからなかった「高千穂」という和紙は、何とその場でテスト印刷をして頂くことに！
その貴重なテスト印刷の様子を撮影させて頂きましたっ！！
まず最初にイラストの前面ではなく一部分だけホワイトインクで印刷することで、和紙の模様を少し控えめに出すところを調整し、その上からカラーで印刷しているのですっ！（なので機械が紙の上を2往復していますっ）
そして完成した作品がこちらですっ！！！
その模様がイラストの持つ空気とぴったりと合いました！
「高千穂」という和紙は桜の花びらが舞い上がったような模様がうっすらと紙全面に入っているやや個性の強い紙になるため、イラスト作品の邪魔をする可能性もあったのですが、結果的には女の子との髪がフワッと舞っている感じや、女の子の表情ともぴったりでした～。
また、非常に繊細な色が使われていましたが、その色を印刷でも見事に表現することができて、紙と印刷ならではの表現ができたのではないかと思いますっ！！
もう1枚、同じく米室さんの作品でホワイトインクの印刷部分がわかりやすい動画をアップします！紙はコンパッソ（A-19-N）というマットシルバーの紙になりますっ！（こちらは少々長めで1分程度の動画になります！）
テスト印刷はA4サイズ程度に縮小して雰囲気を見て頂くという予定でいましたが、ショウエイさんのご厚意により、本番に近いサイズで印刷をしていただき、お越し頂いたイラストレーターの米室さんからも「作品の仕上がりイメージがかなりできるようになりましたっ！」と喜んでいただくことができました～！
体験！！なるほどなPAPERチームが一丸となって臨む！
このテスト印刷で、最新のUVインクジェット機の性能の高さにも驚かされたのですが、事前の打ち合わせをもとに、ショウエイの営業山下さんとプリンティングディレクターの天野さんが、想像力を働かせて細かなデータの調整をして頂いたり、様々な紙に対して、面白がってテストして頂いたからこそ実現できましたっ！またイラストレーターの米室さんは雨の中、紙と印刷に興味を持ち、ショウエイさんまで見学に来て頂き一緒に楽しんで下さり、全員が同じ方向に向かってものづくりをしていることが、良いテスト印刷の流れを生んだのだと思いました～。
皆様、本当にありがとうございました～！
テスト印刷はまだまだ続きます～っ！
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？