見出し画像

最新のデジタルUVインクジェットで展示作品を印刷しましたっ!

こんにちは。紙谷 刷太郎です!人気のイラストレーターのTERUさん、MONQさん、SOLANIさんとのコラボレーション企画「なるほどなペーパー展 VOL.01」の開催まで残すところ1週間となりました~!(11月26日(土)スタート!)
開催に向けて更にギアをあげてエンジン全開で準備を進めておりますので、ぜひ皆様会場にお越し頂ければと思います~っ!!!

さて、本日は今回の展示の最大の見どころでもあるTERUさん、MONQさん、SOLANIさんの展示作品の「印刷」の様子をお伝えしたいと思いますっ。

最新のデジタルUVインクジェット機は想像以上に大きかった~!

今回の展示作品を印刷して頂くのは江戸川橋駅が最寄り駅の株式会社ショウエイさんになります。そのショウエイさんにある最新のデジタルUVインクジェットの印刷機で印刷することになりました~。

こちらがその印刷機になりますっ!!!!!

機械手前の右端に紙があります。(B1サイズ以上ある大きな紙ですが、
機械がものすごく大きいので紙が小さく見えてしまいます!
この機械は紙は固定したままで、テーブルの上をインクのヘッドが
左右に動きながら印刷します!

でかいっ!!!!!!

インクジェットの機械ということで、何となく事務机くらいの大きさを想像していたのですが、かなりのビッグサイズで、まずはその大きさに驚きましたーっ!

人が機械の前に立つと、その大きさがよくわかると思います!
幅3.2m×奥行2mで、その大きなテーブルの上に紙をセットします。テーブルには小さな穴が開いていて、その穴から空気を吸い込んでいるので台の上に置いた紙が吸い付いて固定されるのです!

デジタル印刷ならではの光景が!

印刷についての説明ですが、まずは機械が動いているところを見て頂くのが一番わかりやすいと思いますので、2つの動画をご覧頂けますでしょうか~。

先ほどもご説明したように、紙は完全に固定されていて、その紙の上を行ったり来たりしているのがインクのヘッドです。往復しながら手前から奥へと少しずつヘッドが移動し、印刷していきます。更によく見るとヘッドから青い光が点灯しているのがご覧頂けると思いますっ。

ご覧頂けましたでしょうか?

この青い光が紫外線で、この紫外線によりヘッドから吹き出したインクを一瞬で硬化させるのですっ!インクの色数はC、M、Y、Kとここまではオフセット印刷と同じですが、この機械はライトシアン、ライトマゼンタ、オレンジがあり、オフセット印刷よりも広い色の領域をカバーできるので、鮮やかな色の表現も得意なのですっ!

更に更にホワイトとクリアというインクがあり、この2種類のインクを効果的に使用することで、オフセット印刷ではできない、UVインクジェットならではの表現ができるのですっ。下の動画はMONQさんの展示作品を印刷しているところです!イラスト部分にまずホワイトを印刷し、そのあとカラーを印刷していきます!(ホワイトとクリアの2種類のインクを作品の中でどのように使用しているかについては、また追ってご紹介できればと思いますっ。)

もうお気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、印刷方法が「デジタル印刷」ということで、オフセットや箔押しなどで登場する「版」が、この機械には登場しません!データから「版」を経由することなくダイレクトに紙にインクが吹き付けられるのですっ!すごいっ!

9種類の展示作品を9種類の紙で印刷!

「なるほどなペーパー展 VOL.01」ではTERUさん、MONQさん、SOLANIさんにそれぞれ3作品をご準備頂きましたので、全部で9種類のイラストを、9種類の紙を使って展示作品に挑戦することになりますっ!

ということで、全てをお見せするわけにはいきませんが、展示作品の雰囲気をほんの少しですが味わって頂くため、展示作品を一部分チラッとお見せしてしまいますっ!

まずはTERUさんから!

部分的にツヤッとした仕上がりになっています。
この部分はクリアインクで印刷しています!

先ほど「9種類の展示作品を9種類の紙で印刷!」とお伝えしましたが、早速訂正をしなければなりませんっ!TERUさんの展示作品に使用する素材ですが、

実は1つは、紙は紙でも通常は印刷に使用することはまずないであろう、でもみなさんにとって非常に身近な紙素材?に印刷してしまいました〜っ!

更にもう1つの展示作品には紙ですらないぶっ飛んだ素材が~っ!!!!!(すみません、これ以上は言えないので続きは会場でお楽しみくださいっ!)

続いてMONQさん!

MONQさんの作品は3種類全てキラキラしたホログラム紙や、パール紙を使用していますっ!(使用している紙の種類については、追ってご説明します!)

MONQさんの展示作品のサイズはB1サイズ(728×1030mm)と大きな作品になり、また使用する紙はキラキラした個性の強いの紙になるので、ディスプレイで見る作品との違いをお楽しみ頂けるのではないかと思いますっ!

そして最後はSOLANIさん!

と、またまた訂正が!さきほど紙谷から「9種類の展示作品を9種類の紙で印刷!」とご説明しましたが、SOLANIさんの展示作品は、どの作品も1つの作品に対して複数枚の紙を使って表現していますっ!なので印刷の終盤は、テーブルの上が展示作品で埋め尽くされることに~!!!
複数枚の紙を用いたSOLANIさんの展示作品がどのように表現されることになるのか?!、続きは会場でご覧頂ければと思いますっ!!


と、ここまで駆け足でTERUさん、MONQさん、SOLANIさんの展示作品の制作過程をご覧頂きましたが、実はTERUさんの展示作品はこのあと、もうひと手間を加えてようやく完成する??!!など、文章と画像により説明してきましたが、

どの展示作品も、会場で見て頂いてはじめて「なるほどー、こんなことになっていたんだー!」「すごーっ!」と思ってもらえるように紙の選定や、印刷方法に力を入れていますので、ぜひ会場のペーパーボイス東京で「なるほどなペーパー展 VOL.01」を五感で体感して頂ければと思いますっ!

ということで本日も長文になりましたが、お読みくださりありがとうございました~。最後に改めて展示会の情報を掲載させて頂きますっ。

改めて「なるほどなペーパー展 VOL.01」の展示情報ですっ!

「なるほどなペーパー展 VOL.01」
会期:2022年11月26日(土) ― 12月3日(土)
   9:00 ~ 17:00 [日曜休館]
   ※11/26・12/3はギャラリーのみ開館

会場:平和紙業株式会社 ペーパーボイス東京
   東京都中央区新川1-22-11
    TEL 03-3206-8541

イラストレーション:
TERU

MONQ

SOLANI

協力:株式会社ショウエイ
   大和出版印刷株式会社

主催:平和紙業株式会社

いいなと思ったら応援しよう!