常識とは
結論から言います。
常識(コモンセンス)とは、「他者を排除するロジック」です。
常識というのは「ある社会的纏まりの人々の中で共通の了解事項=文化的背景」であり、他者を排除するロジックのことです。
良くあるのが会社の中の承認プロセスですとか、暗黙のルールとかがそれに当たります。また村の中の暗黙のヒエラルキーですとか、組織の中のパワーバランスなどもこれに相当します。
常識が普遍的という勘違いが蔓延することが多いですが、ちょっとでも外の世界を体験すると単なる勘違いだとわかります。部外者がやったことが無いことに関しては、記載されていないルールが有り、それに沿っていないと理由が書かれずに「却下」されることもしばしばです。
それが”常識”なわけです。
これは「無意識的なポジショニング」とも言えます。
無意識的なポジショニングとは、無意識的に期待する「前提」とも言えます。結局は”常識”とは、自分がどの文化集団に属しているのか境界を決定する行為で有り、自分の社会集団を表明する行為でもあると言うことです。
その程度なのですが、「あの人常識が無い」というのはその人の文化的な境界を提示し、他者との区別をする行為で、排除するロジックだと思って間違いは無いでしょう。
人はそれぞれ属してきた文化的な背景が有り、それらがその人の「境界」を構成し、自分自身の役割を決めていきます。所詮自分のポジショニングな訳です。
いいなと思ったら応援しよう!
サポートいただき感謝します。いろいろ困難な時ですが、人様のお役に立てる事を考え、行動していく所存です。宜しくお願いいたします。