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認知症と五黄殺

認知症というのは、実に厄介な状況です。
厚生労働省のサイトによると、認知症についてここに書かれています
引用すると、下記のようです。

認知症とは「生後いったん正常に発達した種々の精神機能が慢性的に減退・消失することで、日常生活・社会生活を営めない状態」をいいます。
後天的原因により生じる知能の障害である点で、知的障害(精神遅滞)とは異なるのです。

面白いことに認知症の症状が激しくなると、徘徊という症状が出ます。
この様な状況の時は、五黄殺の方角に引っ張られて行く様です。
この五黄殺というのは、人間が発生する前は無かったものです。

元々「二元八運」だった宇宙は、人間が生まれる事で「三元九運」となります。総体としては宇宙的な次元で見ると同じなので、全体は180年と一緒です。宇宙に関することは「二元八運」で判断し、人間が多く絡むことは、「三元九運」で判断すると言う考え方もあります。
ただし、動物にも認知症はあります。

人間の認知症は下記の様に進む様です。

1)まず出てくるのは「いいたい言葉が出てこない」「やる気がない」
  といった問題、あるいは仕事や家事における慎重さや注意の不足が
  目立つ様になる。

2)次の段階は、次第に記憶障害が明らかとなります。
  普通は過去の記憶は保たれているのに、新たに何かを覚えることが
  できないのが特徴的です。
  また他人の言うことを理解するのが難しくなったり、
  会話内容が空虚になったりしがちになる様です。
  ただこれでも対外的に閉鎖をする引きこもり状態の子供も、
  似た症状が出る場合もあります。

3)次の段階は、妄想、焦燥、不穏、うつなどの症状です。
  徐々に現れてきますので、明確になるのはかなり進行した時点です。

4)最終的な段階まで行くと、日常生活上の機能、たとえば運転、
  買い物、食事の支度などにおける障害が着実に進行します。
  いつしか記憶障害は、過去の重要な出来事にも及んでいきます。

認知症症状が重度になる頃には、身体面ではやせが進むとともに、
運動機能にも支障をきたし、いつも失禁するようになります。
衰弱が徐々に進むとともに様々な病気にかかりやすくなり、
これが最終的に死に結びつきます。

この状況を五黄殺と言います。

五黄というのは、人間の欲望、砂漠、絶望、自己愛などを指します。
それが激しくなった状況が、五黄殺です。

認知症というのは人間の本質に帰って行き、自滅することなのかも知れません。そういう意味では、新生物と言われる癌ともよく似ています。
癌もその生きていくのに必要な生体という環境を破壊します。
認知症も、最終的には自分という環境を破壊するものです。

認知症とは、精神分野の癌なのかも知れません。

サポートいただき感謝します。いろいろ困難な時ですが、人様のお役に立てる事を考え、行動していく所存です。宜しくお願いいたします。