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新春紙すき寄席—「子ども」の視点から
ちんじゅの森で開催された「新春紙すき寄席」
この日は5歳の女の子もお父さんと一緒に寄席に遊びに来てくれました。
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毛氈も和紙で
子どもの視点で感じる落語
彼女を観察していて、面白い気づきがありました。繰り返しや面白い表情に反応することはある程度予想をしてしましたが、この時期の子どもならではの捉え方に改めて気付かされました。
1人で何役も演じる古今亭今いちさんの中に、すっと入り込んで楽しんでいる瞬間と、ふと自分の視点の変化に気づき戻ってきて、客観性を持って笑い出すような瞬間があるのです。
これは、他者の視点を持ちにくい幼児期から少し客観的にものごとを見れるようになる学童期との以降期だからこそ見られる「いいとこ取り」なのではと、、、なんて贅沢な時間でしょうか。
彼女の笑い声につられて大人も笑い出すような場面もあり、多様性のある場が持つ目に見えない力も感じました。
大人にはない特別な感性で受け止められる時期だからこそ、良くも悪くも「子どもだから」と「子ども扱い」せず、本物を見る場を提供していきたいと思います。
古今亭今いちさんは、学校寄席にもたくさん行かれているとのことで、終了後には、教育談義にも花が咲きました。
落語と教育をよりよい形でつなげたいという想いに触れ、引き続きご一緒できたら嬉しいなと、、、この場を借りたカミスクからのラブコールでした。
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園芸と演芸
この日、大人も子どもも笑顔してくださった古今亭今いちさんは千葉大学園芸学部のご出身(ちなみに高校も農業高校だったそうで、「トマトを盗んだら退学」という面白い校則があったのだとか)。
そしてこの日、皆さんに江戸時代の「浅草紙」についてお話をしてくれた中里さんは、東京農業大学のご出身。
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(後ろのダイナミックな生け花は小学生の作品です)
さらに、偶然にボランティアに来ていた大学生も、理学部で自然科学を学んでいるのだそうです。
実は、会場となったちんじゅの森サロン「ほぐほぐ」には、東京大神宮の神様にお供えするお米や野菜をつくる田んぼと畑があります。
、、、ご縁があるとはこういうことなのでしょうか。
子どもから大人まで。
この日、ご縁があってこの場に集まった皆さんと共に生み出す空気はとても柔らかく、心地よい時間が流れていきました。
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