たほいや
1993年に、【たほいや】というクイズバラエティ番組があった。広辞苑から抜き出した単語の意味を当てるゲームを、大高洋夫、松尾貴史、三谷幸喜、森雪之丞ら錚々たる面々が競うもので、大好きだった。詳しくはリンクから確認しておくんなさい。
もともと【たほいや】というゲームは存在しており、それを遊ぶ番組が【たほいや】という番組だったわけだが、当時俺はそれを知らず番組オリジナルのゲームだと思っていた。
【たほいや】の面白さを、当時東京在住だったパズルやゲーム好きの友人に話したところ、彼も興味を持ったようだが、そこで大きな齟齬が生じていたことに、しばらく俺は気づかなかった。
番組が終了してしばらく経った頃、その友人から連絡がきた。【たほいや】の大会だか何だかに出たとかいうもので、その楽しさを力説されたのだが、俺は「はあ。」としか返せなかった。
俺が楽しいと思ったのは【たほいや】という番組であり、奴が楽しいと思ったのは【たほいや】というゲームそのものの方だったわけだ。
勿論俺もゲームとしての【たほいや】も面白いとは感じていたが、それよりも大高、松尾、森らの個性的な面々が、無邪気にそれに興じる様や掛け合いなどの方が、はるかに楽しかったのだ。
なので、その友人が大会に参加しようがそこで面白い問題が出ようが、一向に興味はわかなかった(^_^;)。【たほいや】の話を楽しげに振ってきたくせに興味示さない俺に、奴も苦々しく思っていたことだろう(笑)。
最近YouTubeで見つけた【たほいや】を観ながら、ふと思い出した昔話でした。
(…そもそも俺ゲームしないし、ゲーム実況なんかも、何が面白いのかわからん人間なんですよ)