ワーホリについて、真剣に考えたら、うん、なんにでも当てはまる。
こんにちは。
ニュージーランドで美容室やってます。ワーホリを雇います。新卒でも。
世の中を見回したら、あまりないみたいですね。新卒のワーホリをとる海外の美容室。
そんな事もあり、国境が開いてしばらく時を経て、ワーホリ関連の質問を受けるようになりました。ワーホリの採用もここ数ヶ月で3件。
そんなこんなで、今回"真剣に"有意義なワーホリがどんなものなのか考えました。
最近耳にするようになったのが、出稼ぎワーホリ。
そして同じく耳にするようになった、ワーホリの仕事不足。いや、就活失敗と言うべきか。失敗談もそこそこありそうだ。
じゃあ、どうしたら、有意義なワーホリなのか?
有意義は人それぞれだ。
ワーキングでも、ホリデーでもいい、ワーホリ。
大事なのは自分の目的を見失わない事。
そう思う。
英語力アップでも、出稼ぎでも、サーフィン三昧でも、パーティー三昧でも、なんでもいい。
僕の初めてのワーホリは、サーフィンと海外生活の経験が目的だった。10ヶ月オーストラリアに滞在して帰国。それ以上の滞在は一年間というビザの期限消費という謎の目的になると思った。次の目標をオーストラリア留学に定めた僕は帰国してその準備をすすめた。
こんなバリスタの話もある、バリスタでオーストラリアやニュージーランドに憧れる人は大勢いる模様。バリスタの僕の友人は技術を学ぶ目的でワーホリに来た。ただの憧れではなく、学ぶのが目的。出稼ぎでもない。働きたいカフェを見定めた彼は無給で働かせてもらった。英語もままならない移民が技術(と英語)をただで学べる。目的が技術の習得なら安い話だ。数週間後には、正式採用される。そこで確実な技術を身につけた彼はニュージーランドのカフェでヘッドバリスタとして楽しく働き、日本に帰国した後も、その技術で店を開店した。
次の僕のワーホリの目的は移住と起業だった。起業といっても、"何かの店を持ちたい"くらいの漠然としたもの。オーストラリア留学でそのためにビジネスは学んでいた。ただ何をするかは決めていなかった。安易に日本食レストランを想像していた。技術職でビザもとりやすそうだった。でも、接客が好きな僕に調理はあわないと思い、美容師を選ぶ事になった。高校生の頃にファッションに興味があった。接客と技術の融合は僕にぴったりだった。
上のバリスタと似た話になる。この時、僕は美容師ではない。その時ある程度話せた英語も役立って、雇ってくれる日系美容室があった。できる事はなんでもやって吸収しようとした、今言語化するならば、ここでは学ぶ事が目的だった。技術も経営も環境も文化もここで学んだ。一つステップが上がれば、その次のステップが何か考えたし、それをお店に作ってもらうようにした。余談かもしれないが、お金の話はしたことがない。時給10ドルくらいで、スタイリストになる前に妻は妊娠してたにもかかわらずだ。なぜか全く気にならない性格だ。
要は成長だけにフォーカスできていた様だ、自己投資といってもいい。力がつけば、それまでの努力も全てが信用になり、スタイリストになると早々に店長にもなった。今度は店の運営までも学べた。給料は必然的に上がった。
海外での永住権取得は大抵ポイント制と思う。これまでの、経験、学歴、資格、年齢で無事ポイントをクリアし、永住権を取得した。そして、しばらくすると起業も果たせた。ニュージーランドに移り住んでから7年目の事だ。
なんだか長くなってしまった、、、
目的は果たせた。僕はこのワーホリを有意義なものにできた。
自分の目的がなんなのか。それが大事だと思う。
雇う会社はワーホリにいちいち期待していない。その時だけ使えればいいと、短期採用することが理にかなう制度である。国の意図は、国民がやりたがらない職業の、その足りない労働力を一時補うことだ。自分の目的が無く、ただ時間を消費するならば、いわば使われておしまいとも言えるのがワーホリなのだ。
目的が出稼ぎであれば、肉体労働も覚悟で稼げる仕事の下調べをして来れば良い。生活費は抑えて貯金すれば良い。生活費も高い事は念頭に。
目的がスキルアップであれば、何をどこでどう習うのか、イメージして下調べして臨むと良い。給料に踊らされるのは損です。自分にどんな価値が残せるのかを考えて、時間も、時にお金も、自己投資に使ってください。英会話もダラダラやったら、一年そこらじゃ、対して身にならない。
目的が遊びであれば、思いっきり遊べる準備して、できれば、貯金もしてきて、チャチャっと稼いでガッツリ遊んだらいいです。金なくなったら帰国もできます。
最後に。甘い話ってそうそうないです。お金が麻薬だって話してる人がいました。カンタンに稼げるお金があっても使ったらなくなります。あくまで短期的なものです。長期的に有意義にするならば、自己投資です。学べるワーホリがおすすめです。
そうそう。今回のタイトル。
結局、目的を失わないことって、いつも大事でなんにでもあてはまる。
がんばろう。
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