3440*1440の湾曲モニターを1年半使った感想
私は2021年の12月末ごろにMSIの湾曲率1000R、解像度3440*1440、165Hz、34インチの343CQRというモデルを購入した。
今回はそれについての使用してみた感想になる。
結論から言うと、
ゲーマーはフルHDよりも高解像度のモニターを買う必要はない。
その理由は大きく分けて3つある。
①GPUへの負担が激しい。
1920*1080に比べ3440*1440は全体のドット数も2.4倍ほどに増えているため、ゲームをやる際のGPUへの負担がハンパない。
実際Apexでも中途半端な3060や4060などのGPUでは常にGPU使用率は99%になると思った方がよい。
モニターのスペックを完全に活かすのであれば3080や4070TiくらいのGPUが必要になってくる。
では高スペックPCなら買いなのか?それもまた違ってくる。
②そもそも高解像度に対応していないコンテンツが多い。
私が一番きついと感じたのがYoutubeで、通常の倍率で見ると下の画像のようになる。
私は配信をしっかり見ている時はコメントも打つので全画面表示せずこの状態で見ていることが多いのだが、大きい画面に対して映像の部分が非常に小さく、150%ほど拡大して見ることになる。
この問題はアイギス千年戦争をやる時や、Amazonなど他のWebページを見る時にも起こるため拡大して表示することが非常に多くなる。
また、Steamのゲームやちょっと古いゲームをやる時にも、全画面表示や拡大がないゲームは画面の中央に小さく表示されたゲームウィンドウでやることになる。
このように、インターネット上の多くのものが横長や高解像度モニターを前提とした作りにはなっていないことが多いため、使いづらさを多く感じるだろう。
⓷3倍近い値段
高解像度モニターには安いものも多いが、それでも2倍以上が当たり前で、信頼のおけるメーカー製品になってるくると3~4倍ほどの値段になってくる。私の購入したモニターも割引が入ったとはいえ10万と少しもした。
そこまで出すメリットはあったのかと言われると微妙である。
以上が高解像度モニターをオススメできない理由になる。
しかし、ここまで否定的な事を書いてきたが良いと感じた点もないわけではない。
私は映画をよく見るので、上下左右黒帯無しの大画面で見る映画や1000Rの湾曲率と3440*1440でやるゲームなどへの没入感は非常に楽しめた。
さらに画像編集や動画編集では、解像度を活かして1画面に多くのウィンドウを並べることができたため便利な面もあった。
しかし、1920*1080のフルHDモニターを使用していた時には感じなかった使いづらさはかなり面倒だった。
良い面も悪い面もあるため購入に迷う人もいるだろう。
だが、少なくともゲーマーはまだ買うのをやめておいた方が良いと思う。
ちなみに私はこのモニターを売り払ってフルHDの280Hz27インチモニターを買い直す予定である。
GPUへの負担キツすぎ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?