静岡SSUボニータ 2024シーズンに向けて
2023シーズンのなでしこ1部リーグのシーズンが終了しました。
ボニータの最終順位は11位。
勝点17
4勝5分13敗
得点23 失点35 得失点差-12
本来であれば入替戦にまわる所でしたが、なでしこリーグ2部の2位のJFA福島が1部参入の規定を満たしていないということで、残留が決まりました。
なでしこリーグ1部初挑戦の今年、最大の目標の残留を達成出来たことは本当に良かったです!
おめでとうございます🎉
ヽ(*^ω^*)ノ
しかし来シーズンに向けて、今シーズンの課題を認識し、克服出来るようにしていかなければ、
今シーズンよりレベルアップしていかなければ、来シーズン残留する事は難しいでしょう。
という事で今シーズンの課題を考えていこうと思います。
改めて順位表を見ると、真ん中の6位日体大より上は得失点差がプラス。
やはり上位と下位で総合力の差はありそうです。
現実的な来シーズンの目標は6位以上ですかね。
今シーズンの戦績
13敗のうち、1点差負けが10試合。
2点差が2試合、5点差が1試合。
クリーンシートは4試合で1勝3分。
ボニータは守備は比較的安定しているチームと言えるでしょう。
この1点差負けが引き分けに持ち込めれば勝点+10、勝点27となり、8位あたりの勝点まで積み上げられます。
ボニータの課題
ここからは少し厳しいことを書いていきます。
ボニータの選手たちなら伸びしろもありますし、改善出来ると思っていることですが…
①スタミナの向上
やはり上位チームと比べて終盤でのスタミナに差を感じました。
どんなに技術やスピードがあっても終盤スタミナ切れでその技術が発揮出来ないのでは良いプレーは出来ません。
そしてパス精度・シュート精度・クロス精度など基本技術も上位チームとは差があると感じました。
スタミナ含めて基本的な技術・フィジカルの向上は一気に上がることはないと思いますので、日々のトレーニングで向上させていってほしいなと思います。
②ビルドアップの向上
最終戦の世田谷戦を現地で見ましたが、チームとしてのビルドアップしていく力を上げていく必要があると感じました。
先程の今シーズンの試合結果で、1点差負けが10試合と書きました。
上位チームとの試合ではビルドアップしていこうとDFにボールを入れても、その後にすぐロストしてしまうことが多く、守備の時間が長い。
結果頑張って守っていても1点取られて負けてしまう、というパターンが多い印象です。
守備は実際の試合を見ていても悪くありません。
しかしクリーンシートも少ないのは攻撃される回数、時間が多いからだと思います。
ビルドアップの改善点
まずボールホルダーの改善点は、判断の早さ・パスの精度の向上が必要です。
そしてボールを持っていない選手のサポートの動き、ポジションの取り直しの早さも必要です。
RCBにボールが入った時に前への選択肢は大きく分けて4つ。
①RWBへパス
ここは1番出しやすいところ。
しかしここはパスを受けたRWBが相手とタッチラインに挟まれてハメられやすい場所でもあります。
ボランチ、RCB、RSHもすぐにポジションを取り直してサポートに行き、展開していきたい。
②ボランチへパス
③RSH(シャドー)へパス
ここへのパスはパス精度、パスの強さも求められます。
ここへ出した後もサポートに行くことは同じです。
④裏のスペースへパス
RCBへプレスを掛けてきているのなら、ハイプレス気味にプレスを掛けてきています。
そしてRSH(シャドー)に相手がマークに来てるなら、裏にはスペースがあるはず。
ここへロングパスを放り込み、CFが走り込んで突破したい。
ここで大事なのはボニータの選手がパスに対してしっかり走ること。
ここで走ることで、相手DFが先にボールを触れたとしても、タッチラインに逃げるクリアを選択することが多くなります。
ボールを追わないとフリーなので相手はボールを回収し、攻撃にいけるのです。
なのでチームとして共通理解が欲しいのです。
敵陣に入った後の攻撃は監督の戦術や個人のイマジネーションによる部分も大きいかなと思いますし、大きな問題は感じませんでした。
その辺はビルドアップが安定して、攻撃回数が増えてきてからまた課題が出てくるのかなと思います。
ここにボニータの長所である
全員の献身的な守備、最後まで諦めない気持ちが加われば来シーズンは今シーズンより上に行くことは間違いなし!
頑張れボニータ!
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました!
〆