星読み勉強記3 ~4区分・3区分・2区分の話~
前回の勉強記2ではホロスコープの偏りから傾向を読み取りました。
今回からついに惑星について詳しく見ていきます。
長くなりますが、星読みに触れたばかりの人の道しるべになれば良いなと思って書いていますので、良ければお付き合いくださいませ。
まず最初にタイトルにも書いた、4区分・3区分・2区分とは何かについて軽く触れておきましょう。
これは12サイン(≒12星座)が持つ属性です。
12サインはホロスコープでは大体外側に記号として描かれています。
なんか一番上にローマ数字のⅡみたいなマークや、右下の方に波みたいなマークがあったりしますね。これがサインの記号です。
こんな感じでホロスコープを12の領域に分けています。
「記号なんて覚えられないよ…!」という方もいらっしゃるでしょうが大丈夫です。最近ネットなどでも出せるホロスコープは「この惑星は〇〇座」と割と分かりやすく表記してくださっています。
例えばこちらのARI占星術総合研究所さんの公開している無料のホロスコープ作成ツールでは、めちゃ細かく、沢山の情報を見やすくまとめくださいます。ともすれば初心者は混乱する程に沢山の情報を…(経験者)
情報をたくさん出してくれる=全部理解しないといけない訳では無いので一個一個意味をくみ取って行きましょう。
(もっと簡易なホロスコープを出してくれるサイトもありますが変な広告が出たりするのでここで紹介するのは避けます…)
例えば私は太陽(〇の中に・のマーク。ACの文字の右上に居ます)がギリギリ乙女座の範囲に入っているので「太陽のサインは乙女座です」と言えるわけですね。
また私の場合月のサインは天秤座、金星は獅子座と言ったようにホロスコープ上の惑星や感受点には全部サインの情報が与えられています。
そういえば人によっては惑星のマーク分からない問題にも当たる人がいらっしゃるかもですが、そういう方は是非セーラームーンの味方側のキャラを調べてみてください。そして変身シーンとか技のシーンとかも見てみてください。少しだけ繋がりやすくなると思います。
ちなみにセーラームーンの漫画の作者さんは占星術を知っていたようです。
ウラヌスのキャラ性とかなるほど~~!と思ったりするので占星術の観点からセーラームーンを紐解くのはとても面白いと思います。(実際検索すると色んな方々の考察が沢山出てきます)
脱線しました、本筋に戻ります。
各惑星がどのサインに属しているかは実はホロスコープの左側に一列に並べて書いてくださっています。
そしてこのサインには4区分・3区分・2区分という3つの属性があります。
ホロスコープ作成ソフト・アマテルを利用して表にまとめるとこんな感じです。
見ての通り、4区分は火・地・風・水、3区分は活動・不動・柔軟、
二区分は陽・陰で区分されています。
ちなみに4区分=エレメント、3区分=クオリティ、2区分=ポラリティとも言います。
エレメントは覚えやすいですね。元素と言ったりもします。ゲームに良く触れてる人だと馴染みある概念と感じる方もいらっしゃるはず。
クオリティは恐らく素直に「質・特性」という意味なのだと思います。正直私はクオリティが一番リンクせず覚えられませんでした…。
ポラリティは極性という意味です。ポーラーナイト(極夜:北極や南極に近い地域でずっと太陽が昇らない時期)なんて言葉もありますが、そのポーラーと同じ意味と考えて良いでしょう。
英語の方で使っている人も多いので両方がリンクしている状態にしておくと楽かなと思います。
さてここでもう一度最初に出したホロスコープを見てみましょう。
実はアマテルではホロスコープの見た目をかなり好きに変える事が出来ます。それを利用して4区分と3区分が分かるように工夫してみました。
まずサインのマークの周りの色が4区分を表しています。
赤=火、黄土色=地、黄緑=風、水色=水です。
そしてサインの文字の色で3区分を示しています(大きくしないと若干分かりづらいかもですが…)
赤い文字=活動、青い文字=不動、緑の文字=柔軟です。
じゃあ2区分は?というと、2区分はスタート地点さえ分かればあとは1・2・1・2…と数えるだけで分かるんですね。
スタート地点は牡羊座。私のホロスコープだと右の上側にあります。
そこから反時計回りに数えます。1=陽で2=陰です。
ちなみに2区分は色々と言い方があって男性宮・女性宮、または奇数・偶数で区分したりもします。(ここで言う男女は肉体的な性別の話ではなく純粋に区分名です。例えばフランス語等の言語にも男女の区分がありますが性別とは関係ないです)
例えば私の太陽を例にしてみると、ギリではありますが乙女座の領域に入っているので黄土色=地に区分されます。
そして文字が緑色なので柔軟に区分され、トータルで数えて6番目に当たるので陰の区分になります。
(視点を変えると乙女座は地・柔軟・陰の属性を持っているという事です)
そしてもう一度この表に帰ってきます。
太陽のマークを探してみましょう。地と柔軟と陰のところに居ますね。
ちなみに私の場合水星も同じ乙女座の領域に居るので太陽と同じ属性区分に居ます。
という感じで、4区分・3区分・2区分それぞれで、どの区分にどれだけの惑星が居ますか?という偏りで傾向を見ていきます。
…が、一旦まとめと補足の時間です。
まずホロスコープは12個のサインで領域が分けられています。
そのサインそれぞれが4区分・3区分・2区分の3つの属性を持っています。
その影響を各サインの領域内に居る惑星が受けるんです。
惑星自身にも固有の性格がありますが、それに属性という名の環境が影響を与えるわけですね(本によっては惑星は演者、サインの属性は演出と書いてあったりします)
今回は惑星自身の性格は一旦考えないで、その属性の影響だけを見ていこうとしてます。
ここから後半戦ですよ~。
なんとここまでで2500文字超えているという衝撃の事実。読んでくださっている方は本当にありがとうございます!休憩しながら先へ進んでくださいね。
はい、ではここでもう一度一覧表の登場です。今度は何やら枠で囲ってありますね。
今回は単純に惑星の数の多い少ないで考えています。囲った属性は当てはまる惑星が多くて、影響が強い、という考え方です。
スコア(重み)を付ける考え方もあるらしいですが一旦スルーします。同時並行するとややこしいですし、文章量が増えるので。
上から見ていくと、まず4区分は圧倒的地属性ですね。良くこれだけ地に集まったなという感じです。
続いて3区分は思ったより偏ってない印象ですよね。活動と不動が同じ数です。
最後に2区分では圧倒的に陰に偏ってますね。
まとめると、私は地・活動&不動・陰の属性の要素が強く出ていそうだと読み取ることが出来ます。
じゃあそれぞれの属性の要素ってどんな感じなの?というところを続いて見ていきましょう。
地属性について。一言で表すと現実的な真面目ちゃん、らしいです。
地に足を付ける、という言葉もありますがまさにそういうイメージ。あと土台とか、地固めとか。
現実に存在しているものを大事にする傾向があり、体(体調・五感)や所有するもの(物質・お金)を重視する事が多いようです。
他の属性についても簡単に触れると、火は上昇する力・意志・理念、風は広げる力・思考・知識、水は融合する力・心情・受容というキーワードが当てはまるそうです。
続いて、活動&不動について。
活動は、動き始める事を象徴します。物事を始める時の積極性であったり、勢いや攻撃性であったり、活発性であったり、良くも悪くも元気なイメージですね。
不動(固定とも言う)は、反対に維持であったり定着を象徴します。持久力だとか安定だとか、停滞だとか頑固だとか。良くも悪くもここから動かない、根を張りますというイメージですよね。
(これはそもそもの3区分の成り立ちを知ると分かりやすいんですが、ここでは一旦省きます。短くまとめられませんでした…)
まとめると、私は活発的で勢いの良い攻撃的な面も持ちつつ、安定的かつ維持したがりで頑固な面もバランス良く持っているということになります。
ついでに言うと太陽が柔軟にあるので表向き臨機応変で温和に動くんですよね(さっきちらっと触れたスコアで見るやり方をすると柔軟がグッと強くなります)
こう書くと対応力最強か?ってなりますよね。実質的にどうかは別の話ですけど。
最後に陰属性について。これは外部の要求には応えつつも自分の内面に対して多くのエネルギーを使う特徴があるらしいです。
つまり陽は反対に外にエネルギーを発散するタイプということですね。
あと実際に数えてみてハッとした方もいるかもしれませんが、陰にあたるのは地と水、陽にあたるのは火と風に絶対なるんですよね。
そう考えると私のホロスコープの場合偏って当り前なんですよね…だって圧倒的に地ですから…。
規則的に並べられた2と4という数字の関係上どうしてもこういうことは起こるんですよねえという話でした。
という事で総括すると、私は
肉体的な感覚や実際に所有できる物を重視し、現実的な観点から地固めをしっかりしたがる傾向がある。一度根を張った場所からは簡単に動きたく無いが、いざ動くとなったらその勢いは凄くて一気に環境を変えてしまう。そして外界に対して適度に対応しつつ自分の内側に向けてエネルギーを向けている。
という傾向がありそうかなと読み取れますね。
いや~…疲れましたね(書くのも読むのも)。お疲れ様です。
ここまでお付き合い頂いた方、本っ当にありがとうございます。
凄いですよ4000字超えてますよ。ただ3つの区分を読み解くだけでもこれだけ書けるって凄いですよね。まあ所々脱線もしましたが…。
実際まだまだ私は勉強中で知識も少ない方ですが、それでも長くなるので書きませんとした部分もありますし、一旦書いて「今回触れるのはやめとこう」と省いた部分もあるので、占星術って入り口からして空間広~~~と改めて感じます。
ちなみに読み取った事に関する私の実感ですが、これまためちゃくちゃ自覚がある部分が多いですね。
特にまとめでも地固めというワードを使いましたがそう言った部分とか、基本動きたくないのに動き始めたらとことんやってしまうとか、自分の内面にエネルギーを向けてるとか。
…ほぼ全部やんけ。ホロスコープ凄…。
という事で改めてお疲れ様でした。
自分の基礎知識の書き出し、および星読みについてこれから学びを深めていく誰かに向けての記事として書いてきました。
余談的な話も添えましたが、本筋に関してなるべくとっ散らからないように頑張ったつもりです。
また個人的に「これ何かの言い換えなんだろうけど、どれ…?」となる事がはちゃめちゃ多かったのでそういった語句について、私の目に触れたものについてはまとめました。他の人のコンテンツに触れる際の参考になれば幸いです。
ここまで読んで頂きありがとうございます!
また来週末に更新する予定ですので、引き続き是非ともよろしくお願いいたします。
次はいよいよ10天体について触れていきます。ハウスは多分まだもうちょっと先ですね。
絶対1つの記事では終わらないので全体的な話から個別という流れで2~3回くらいに分けるかも?というところです。長い目でお付き合い頂けると嬉しいです~。
それでは是非またお会いしましょう!
2024/7/14 かみら