テレビ出演まとめ:自衛隊大規模野戦病院の提案
先週から、4本立て続けにテレビ出演しました。テレビ朝日『羽鳥慎一もモーニングショー』(8月18日)、『大下容子のテレビスクランブル』(8月19日)、テレビ東京『ワールドビジネスサテライト』(8月26日)、フジテレビ『バイキングMORE』(8月27日)です。
録画、あるいはパネルでの出演で、いずれもコロナ対策としての「自衛隊大規模野戦病院の提案」でした。
TV出演は何度もありますが、これまでとの違いは、自分が実質的な「提案者」となり、コメンテーターの方々がさまざまに議論を展開したということでしょう。
まず、「野戦病院」という表現を嫌う人が散見しますが、もちろんこれは「野外病院」(Field Hospital)なんです。野戦病院は、野外病院の1つの種類です。ただし、5月に初めて提案をしたとき、「野外病院」ではメディアに取り上げてもらえないと思いました。だから、あえて「野戦病院」とした。
その結果ですが、4つの番組のスタッフが、番組を作るときにネットを検索した際、「野戦病院」で私の提案がひっかかったわけです。これ、生真面目に「野外病院」としていたら、埋もれていたでしょう。
野戦病院という表現を批判したコメンテーターに言いたいのは、野外病院だったら無視したのはあなたがたでしょうということです。あなたがたが、キャッチ-であるかどうかにかかわらず、内容を評価してとりあげてくれるならば、「野外病院」でよかったわけですね。
次に言いたいことは、「自衛隊大規模野戦病院」が紹介されたとき、坂上忍さんが「うーん」と低くうなったこと、アンガールズの田中卓志さんが、「2000床といわれれば、安心だと感じる」と感想を述べたことが印象的だったことです。これが「庶民感覚」であり、今、国民が最も求めている「安心・安全」はこれなんだと実感させるシーンでした。
ゆえに、4つの番組が、取り上げてくれたのだと思います。
また、玉川徹さんが「政府がなにもしないなら、我々が提案する。海外の事例など、いくらでも調べられる」という発言が出たことも、この提案のインパクトの大きさだと思います。
専門家とされる感染症医の方々も、コメントを求められ、「こういうものが必要」と言わざるを得なかったことも印象的でしたね。前から言ってきたかのように語る方もいらっしゃいしたが、そうですかね。かたくなに国民に行動制限を求め、医療体制の議論は避け続けてきたように思います。
私はずっと、医療体制の問題を政治学者の立場から追っていて、もうこれは、既得権も縦割りもしがらみも、どれも解決できない。こうなると、英国のナイチンゲール病院に倣って、自衛隊を投入するしかない、という考えに至ったのです。
専門家と呼ばれる方々は、医療体制の整備にはまったくの無力だった。政治学者である私の提案に、彼らが「必要」と言わざるを得なかったことは印象深いものだと思います。
もちろん、この提案が取り上げられることは現時点ではないでしょうし、そうならないことを祈る部分もあります。
しかし、もしかしたら11月ごろに本当にこういうものが必要という議論が出てくるかもしれないし、そうでなくても、将来的なパンデミックに備える体制作りの際には、「先回りして大規模な備えをする」ということは当然、議論されるべきだと考えます。
テレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』(8月18日)
テレビ東京『ワールドビジネスサテライト(WBS)』(8月26日)
フジテレビ『バイキングMORE』(8月27日)