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不発弾とは爆弾ばかりではないのです

 不発弾というのは「使用されたものの作動せずに土の中に埋まってるもの」ですが、戦後の沖縄にはそれ以上に「日米双方が置き忘れていった武器弾薬」というものがありまして。
 これも一種の不発弾、という扱いになります。
 で、沖縄本島では私らの叔父の世代(丁度団塊の世代)の子供時代、本島のあちこち、および離島では私の世代の小学校低学年時代までは結構な数が転がっておりました。
 といっても道ばたじゃありません。
 壕と呼ばれる簡易トーチカの中か、古くからある亀甲墓の中、あるいは鍾乳洞の中だったりしました。
 本島と離島で差がありますが、沖縄本島は特に高温多湿、私の叔父の世代ですでにかなり赤錆だらけだったそうですが、離島は場所によっては風が抜けて行くところも多いそうで、保管状態にはよかったんでしょうな。
 まあ、手榴弾やらなにやらが放置されてて、とはいえ昔は戦時訓練もあって、大人も子供も武器に縁遠いわけではなかった&使えるものは使わないとそもそも代用品とか贅沢な道具を買ってくることも出来ない(そもそも全部吹き飛ばされてお店もないから)となれば武器弾薬だろうと使います。
 私が聞いたのは某島で終戦直後、米軍が置いてった手榴弾を小学生(当時)たちが見つけ、「ダイナマイト漁」というものがあるという話を聞いたため、漁師やってる家の子が親の船を借りて手榴弾のピンを抜いて投下→気絶した魚がプカプカで小遣い稼ぎ! 

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