【アカペラで歌ってみた】浜田省吾「もうひとつの土曜日」 11 神野守 2024年10月16日 13:32 浜田省吾さんの「もうひとつの土曜日」をアカペラで歌ってみました。 この歌を元に書いた短編「親友の彼女」は【切ない恋愛短編集 11】の105話になります。 切ない恋愛短編集 11 www.amazon.co.jp 250円 (2024年10月15日 12:32時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 少しだけ作品を紹介します。「目が赤いよ。どうしたの?」「そう? 多分、寝不足かな」「あいつ、電話しなかったの?」「うん……」「あんなに電話しろって言ったのに。全く、ひどい奴だ」 下を向いて肩を落とす石黒奈央を見つめながら、堀田史郎は憤いきどおりを隠せない。「ごめんね。堀田くんに迷惑かけちゃって。私の事は大丈夫だから、心配しないで」「でも……」 顔を上げて笑顔を見せる彼女。しかし、その瞳に輝きがない事はすぐにわかる。いつもなら吸い込まれそうなほど魅力的な瞳なのに、今は史郎の優しさを受け入れる余裕がない。「仕事が忙しいんだって。邪魔しちゃ悪いから」 青柳琢磨は大手メーカーの社員。責任ある立場を任されてから、恋愛よりも仕事を優先するようになった。新入社員の時、琢磨が奈央に告白して付き合い始めた。琢磨の親友で同期の史郎は、二人の事情をよく知っている。 以前は毎週のように二人で出かけ、みやげ話を聞かせてくれた。それが今は、彼女よりも仕事仲間との付き合いを優先している。チームリーダーとして部下に信頼されるために必要なコミュニケーションなんだと理解しているが、会えない寂しさが募つのってしまう。史郎はそんな彼女を励ますために、時折食事に誘った。「悲しみを胸に秘めていたら病気になるから、愚痴でも何でも俺に言ってよ」 親友の彼女だからフォローするのは自分の役目。最初はそんな動機だった。「ありがとう。堀田くん、優しいね」 アルコールが入って紅く染まった頬。ぷるんと艶のある唇。時折聞こえてくる甘い吐息。バーのカウンターで隣り合って座っていると、彼女の体温までが伝わってくる。Amazon.co.jp: 切ない恋愛短編集 11 電子書籍: 神野守: Kindleストア 歌ってみた|神野守|note ポケカラで歌った歌です。 良かったら聴いてください。 note.com ダウンロード copy #歌ってみた #アカペラ #浜田省吾 #アカペラで歌ってみた 11 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート