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紹介したいnote記事「ガラクタたちの噂」
ゆーさんの「ガラクタたちの噂」という記事を紹介します。
"あたらしいものを作るのも楽しいけど、ガラクタを作り変えるのが好き。だれも見向きもしない物をステキに変身させたとき、誇らしい気持ちになる"
ゆーさんはモノづくりの名人です。もしかしたらそれが生業なのかも知れません。
出掛けていってたくさんの人に会う記事がありましたから、個展を開いて作品を販売しているのかなと想像します。
ガラクタを作り変えるのは「再生」ですね。日本プロ野球界の名将として名高い野村克也監督は「野村再生工場」と呼ばれ、本来の実力を出せずに他球団を戦力外になった選手たちを見事に復活させてきました。
ゆーさんの工房もそのように呼ばれる日が来る事でしょう。
私の場合は再生ではありませんが、才能があるのに埋もれている人をいかに世間に知らしめるかに興味があります。
noteの中にはたくさんのクリエーターがいますが、フォロワーが多い人にはあまり興味がありません。一生懸命に記事を書いているのになかなか見つけてもらえない人に俄然興味が湧きます。
いろんな人の記事を紹介しているのは、記事だけでなく書いたその人を紹介したいからです。「この人、すごくないですか?」と言いたいのです。
芥川龍之介先生の「一人の無名作家」と言う作品を読んでいたら、北陸のどこかの地方の同人誌に載せていた人について言及していたものがありました。
芥川先生は「無名の作家が書いたこの作品の出来が良かったのでよく覚えている」と書いています。そして「地方で人知れず作品を書きながらうずもれていく人は、この人に限らずたくさんいるだろう」と言っています。偶然出会った同人雑誌に素晴らしい作品が載っていた事に対する素直な感動と、まだたくさん同じような素晴らしい作品があるはずなのに、なかなか出会えない無念さが感じられます。
「芥川龍之介 小説 独自解釈 2」
もし現代に芥川先生が生きておられたなら、SNSやnoteでたくさんの人を紹介してくれたのではないかと思います。
芥川先生には遠く及びませんが、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
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