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自分勝手な男に惹かれる女(Destiny)

 石原さとみさんが主演の「Destiny」が最終回を迎えました。


 野木邸の放火犯も、20年前の事件の黒幕も逮捕されてハッピーエンド。最後は、奏と真樹の恋の行方はどうなるのかが気になるところでした。

 真樹の手術は無事に終わり、あっという間に退院してと、駆け足で終わりに近づくわけですが、奏と真樹が二人で歩くシーンがやってきます。

 真樹は父の元に帰り、野木家の別荘で静養するとの事。それを聞いた奏は何と言うのかと思ったら……

「さよなら」

 妻と一緒に見ながら二人とも絶句です。

 奏は貴志と別れているのだから堂々と付き合えば良いのに、ここにきて「さよなら」とは……。もう二人とも35歳なのにですよ。

 真樹は当然、期待を裏切られて言葉も出ません。我々視聴者も当然、言葉も出ません。

 奏は振り向いて歩き始めますが、しばらく歩いてから「ある衝動」に駆られます。

「振り向きたい……」

 振り向いて真樹の元に駆け出したい。

 しかし、前に失敗している事が頭を過ります。振り向いたらダメだと自分に言い聞かせます。「ダメ、ダメよ、奏……」

 そんな奏を見ながら妻が一言。

「振り向くよ」

 妻の予言通り、奏は振り向いて駆け出そうとするところで終わりました。

 奏は常々、真樹の事を「自分勝手な男」だと言っています。それでもやっぱり好きなんですね。彼の良いところは、奏以外の女性に行かないところ。最初から最後まで奏一筋だったのが良いなあと思いました。自分勝手だけど。

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