【アカペラで歌ってみた】南こうせつ「夢一夜」 20 神野守 2025年2月2日 09:08 南こうせつさんの「夢一夜」をアカペラで歌ってみました。 この歌を元に書いた短編「姉妹の夜」は【切ない恋愛短編集 9】の85話になります。 切ない恋愛短編集 9 www.amazon.co.jp 250円 (2025年02月02日 09:00時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 少しだけ作品を紹介します。「お姉ちゃん、頼むよ!」「わかった、可愛い妹よ。ちょっとそこで待っていなさい」 とある一軒家の二階。部屋に訪ねてきた妹の志乃を座らせる綾乃。彼女はおもむろに、愛用のタロットカードを並べ始めた。そして、大きな瞳を閉じた後、カードの上に右手をかざしながら、どれが最適なカードなのかを探ってみる。「お姉ちゃん、それさ……」「ちょっと黙ってて。集中してるから」「ごめん……」 志乃は慌てて口に手を当てる。そして今度は黙ったまま、姉の右手の動きをじっと観察する事にした。綾乃の長い髪が、箒ほうきで掃はくようにカードを撫なでている。その様子が気になって仕方ないが、声を出さないようにひたすら我慢する。 一分近く彷徨さまよった右手が、ようやくカードを捉とらえた。綾乃は志乃を優しく見つめて、微笑みながらこう言った。「色は深紅しんくだわ」「深紅って事は、赤ね。ちょっと待ってて」 そう言って志乃は立ち上がり、隣続きの自分の部屋に駆け込んだ。クローゼットを開け、赤系統の服を探しては、手当たり次第にベッドに放り投げる。気に入った服はすぐに買いたくなる志乃。値札がついたまま、着ていない服も多い。みるみるうちに、ベッドに服の山が出来上がった。「お姉ちゃん、お姉ちゃん。どれが良いの?」 両手いっぱいに服を抱えて部屋に入ってきた志乃。想像を超える量に驚きながらも、綾乃は微笑ましく彼女を迎え入れた。自分を信頼して頼りにしてくれる妹。そんな彼女が、この上なく愛いとおしいのだ。Amazon.co.jp: 切ない恋愛短編集 9 電子書籍: 神野守: Kindleストア 歌ってみた|神野守|note ポケカラで歌った歌です。 良かったら聴いてください。 note.com ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます! チップで応援する #小説 #恋愛小説 #歌ってみた #アカペラ #アカペラで歌ってみた #南こうせつ 20