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【アカペラで歌ってみた】山下久美子「バスルームから愛をこめて」

山下久美子さんの「バスルームから愛をこめて」をアカペラで歌ってみました。

 この歌を元に書いた短編「一人きりの部屋で」は【切ない恋愛短編集 2】の18話になります。

【切ない恋愛短編集 2】の「はじめに」を引用します。

 切ない恋愛短編集の第一弾に続き、第二弾を出版する運びとなりました。「良かった」と言ってくださる読者の皆様の反応が励みとなります。

 そんな中、時々「切ない話よりもハッピーエンドが良い」って言われたりします。そうですよね、やっぱりハッピーエンドが良いですよね。ドラマや映画を観ていても、ハッピーエンドならすっきりしますからね。

 人は誰でも幸せになりたいと願っています。しかし、思い通りの人生を歩んでいる人など皆無と言って良いでしょう。子どもの頃は「何でも出来る」と言う万能感を持っていますが、年齢を重ねる毎に出来ない事が増えていきます。

 小学生の頃はスポーツで一番だったのに、中学生になって一番ではなくなった。あるいは、勉強もそうでしょう。中学に入った途端に難しくなって百点が取れなくなって順位も落ちた。

 中には、小中高とエリート人生の人もいるでしょう。そういう人でも、大学受験で失敗したり、大手企業に就職したのに人間関係で会社を辞めてしまう事もあります。人生、思い通りにはいかないものです。

 中でも難しいのは、恋愛ではないでしょうか? スポーツでも勉強でも、自分の努力次第で目標を達成する事は可能ですが、恋愛はそうはいきません。何故ならば、相手がいるからです。

 子どもの頃からモテモテの人生だった人でも、好きな人が自分を好きになってくれる保証はありません。自分に好みがあるように、相手にも好みがあるからです。

 切ない恋愛短編集は、リアルな恋愛の一コマを切り取って短編にしました。登場人物に共感したり、あるいはまた共感出来なかったりするでしょう。皆様の経験に近いものもあるでしょうし、友人が経験した話もあるかも知れません。

 作者の経験で言わせてもらえば、失恋はそんなに悪いものじゃありません。恋愛は、お互いに傷ついたり傷つけあったりしますが、それによって学んだ事がたくさんあります。人生にいろどりを与えてくれるもの、それが恋愛じゃないかなと思っています。

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神野守
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