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これは夢なんじゃないかと思いたい時間
こないだ羊文学のライブに行ってきた。ライブの感想をこうやって文字にすることはしたことがなくて、なんなら最近は文章を書くことすらしていなかった。
一緒に羊文学のライブに行った友達が素敵なnoteを書いていたので、自分もと思い、こうして書いている。
ライブは基本的に一人で行くことが多い。
こんなにもSNSが発達して、自分の好きを発信できる場所がたくさんあるのにも関わらず、好きを自分の中に閉じ込めておくことが多い。
だからなのか、自分の好きと同じ好きを持っている人を探すのも億劫に感じてしまったり、自分から誘うということはその人が楽しめなかったら自分のせいだと思ってしまい「楽しんでるかな?」と気にしてしまって、結果自分は楽しめたのかなんなのかよくわからなくなってしまう。
だったら自分一人でひっそり楽しむのが、一番良いと思ってしまう。
それでも、今回友達を誘ったのは、羊文学が好きというのもあるが、友達がなんでも楽しんでくれる子であることを知っていたこともあるから。
そんなこんなでライブに参戦してきたのだが、ライブはもちろん最高。
羊文学のライブはなんかこう美術館に行った時のあとのような、感性を刺激されるライブでもあって、それは羊文学の音楽自体がアートを帯びているというか、常に雲がかっている感覚がある。
でも、その中でも人間性もあって、メンバーひとりひとりが、これまでいろいろな感情を押し殺しながら前に進み続けているんだなと。強い人間なんていないけど、でもこの人たちは強いなと思いながら見ていた。
もちろん一人で行くライブも楽しい。自分の中でそっと閉じ込めておくことも楽しい。
でも、隣で温もりを感じながら好きを共有し、時には爆発していく、その感覚も愛おしい。
夢みたいな時間だったなと思い、いや夢であってほしいと思う時間でもあった。