アタシというHSP【1】どんな?
<参考になるとは言い切れない>
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最初から予防線張ってるあたりがまた、らしいよね…って感じ?
「だってみんな同じじゃないからさー」ってまず言っておこうってね。
こんなHSPも居るんだねーって感じで薄目で見て頂ければ幸いです。
幼少期からスピ混じりな部分もあったので苦手な方は現実的な部分だけ飛ばし読みして下さい。
…という事で、私はHSPです。
ハイリーセンシティブパーソン:ひといちばい敏感とか、繊細とか表現される特性、気質を持ったヒト。
先天的な気質であって、5人にひとりは存在すると言われつつ、その特性は自分の中に本音を閉じ込めがちで、多少口に出してみたところでドンピシャでHSPと語り合える確率も低い為、共感を得にくく『生きづらい人』と形容されたりしますが、人間だけでなく100種類以上の動物に存在し、その種の生存戦略の一部であるとも言われてます。
ビビりと言われようが保守的である個体がその種を守ってるって感じですね。
私はこれを知って、かっちょいー、少数派上等!と思ったけど、皆さんはどうでしょう。
→ HSPチェックリスト(HSP提唱者アーロン博士のHPへのリンク)
http://hspjk.life.coocan.jp/selftest-hsp.html
→ HSSチェックリスト
http://hspjk.life.coocan.jp/HSS-Test.html
私は刺激追求型とは言うもののギリギリ11個(今現在)。
基本引きこもりだし、ひとりでいる事を好み、妄想したり調べ物したり、1日中を頭の中で過ごせるくらいなので言うほど刺激は追求していない様に思う。
みんなでウェ〜イ(←なんじゃそりゃ)ってのも無いし、旅行に行くにも誰かが企画してホテル取って、できれば車で現地まで連れて行ってくれるなら行ってもいいかな(殿様かよ…)ってくらい。
B'zが近所のイオンに来ても観に行かないと思う。ベランダから観えるなら是非とも観たい。
何しろ『その時間にここに来て』といわれるのがすごい苦手。
方向音痴にも程があるってくらい道にも弱く(地図アプリはクルクル回るからどこを歩いてるか分からぬ!)、長年の友人は私と出掛けるとなると住所と地図、何時に家を出るべきかをLINEしてくれるくらい。
申し訳ないけど本当に時間管理が苦手で「アナタは地球時間に合ってないんですよー」と笑われたことすらある。
すごく綺麗!とかめっちゃ面白い!と思った時に自分の中でものすごく盛り上がってる事はあります。
…で、どこが刺激追求型のHSSなんだって話しなんだけど、強いていうならスイッチが入った時だけは恐ろしく行動的。離婚しようと思えば生命保険を解約してまで引っ越し費用に充てたり(よい子は真似しないでね!)、出来もしないのにハッタリでパソコン出来ますと言い切って正社員になるとか。(←でも結果として業績を伸ばしたので損はさせていない。HSPってやるときはやると思ってます。ちなみに母子家庭時代にマンションも買い、その時に色んなトラウマが一気に解消された感覚もある。なんだ、アタシ出来るじゃん!ていう感じ)
前にも言ったけど、日本人が全員が善人でおもてなし上手で優しい訳ではないのと同じで、HSPであっても全員繊細で敏感性が高い訳ではない。
HSP特性に加えて、育って来た環境、トラウマなども影響し、強く出る、弱く出る性質もそれぞれ。
そしてHSPを理解したらなんかスッキリしてしまって強く出ていた性質も困るほど強くなくなったりもする。
なので今の私と幼少期の私ではもちろん違うのだけど、どんなHSC(ハイリーセンシティブチャルド:HSP子供版)時代だったかをちょろっと。
『私ってちょっとアレなんだよなぁ』…とは思っていた。
アレっていうのはまさにちょっとアレとしか言いようのない違和感の様なもの。
子供の頃から親に「オマエはひと言多い!」と言われていたし、こちらはさっぱり自覚も無いのに一方的に叱られる事が多々あり、「本当だよ!」といちいち付け加えようものなら更に叱られ、正直混乱した。
今にして思えば洞察系のHSPあるあるの『本質突き過ぎて大人からうっとおしがられるの図』なんだけど、そんなん子供が分かるかい!って部分なので、しょんぼりはして見せるものの、大人に通じないなら、まーしょうがない!と、『諦める』感覚だった。
HSPはスピリチュアル系にも縁があるというか視える、感じる、聴こえることにも敏感だったりするので霊的なものやエネルギーを肌で感じたり。それを大人に言えば全否定されるという経験をした方も多いかと思うのだけど、私の場合は妹にもそう言った感覚があったので二人の間で完結していたことと、友人にも必ずひとりふたりはそっち系がいて、その手の話しはこの子と妹、他は他で楽しく…と自然と分けていた為、一般的に聞くHSPに多い自己否定や誰にも言えないという感覚はなかった。
逆に、(なんで人間だけしかこの世にいないと思えるんだろう…不思議だなー)と思っていた。
『視えてしまう自分がおかしい』と思わなかったんですねー、なんで大人は分からないんだろう、認めないんだろうって不思議に思っていて、なぜ?と聞けば機嫌が悪くなる、それは面倒なのでやめておこう…と思っていた。
『その手の話しで一儲け』的な人々もいるので大人が警戒するのももちろん今では理解もするけど。
HSPと愛着の問題もこれまた切っても切れないと思っていて、色んなことを察したり、気づいてしまうHSCは、うっとおしいと思われているとか、あ、邪魔なんだとか、妹はいいけど私はダメなのか…とかその瞬間に相手から伝わる些細な空気からものすごく深く傷ついたり孤独感にさいなまれたりするのだけど、さほど落ち込みはしなかったのは、自分でもすごく謎だったりする。
もちろん親の顔色を伺ったり、これは黙っておこう、言うべきではないと自分の中で思っていたし、喜怒哀楽をバランスよく表現出来て意見も言える妹をすごいなと思ったりしたけれど、常に『まぁ、しょうがない』と切り替えていたのか諦めていたのか、『我慢』だったとしてもそれは自分の中の『普通』だったので気にしていなかった。
両親は『普通』と『世間』に執着していたし、それを正しいと信じていた。
元エリートの母は特に恥をかかせるなという圧がすごい人で、間もなく80歳になると思うのだがその年齢で留学経験もあり帰国と同時に大手銀行に就職した人なので、私のように「へー大人はそうなのか…」と分かっているのかいないのか、むしろアホなのか、大人の言うことに無頓着過ぎる子供には相当イラついたに違いない。
とにかく厳しく、そこまで言うかねぇ〜と子供ながらに驚くほど辛辣な言葉を投げる。
感情面も波が激しく、以前も書いたが父に愛されたい一心で生きている様な人なので女性性が著しく欠けている私としては「なんじゃその反応は…」とさっぱり理解出来なかった。
今にして思えばそういう『女心全開』の母だったので、私は『女性性、面倒臭い…』と思って育ってしまい、今まで生きて来て本気で化粧とかオサレに向き合ったことが無い。身体を洗うナイロンタオルで顔もゴシゴシ洗っていると言うと周りに驚かれたが、今だにそうだと答えると流石に黙って引かれている(泡でなでるようにとか洗った気がしないのです…)。
父は新しもの好きで、人と関わるのも好きな人で気づくと勝手に何か買ってきたり、町会の人とワイワイしていたり、それでいて些細なことでガビーンとなってシュンとしてたので下町のおっさんあるあるでハッタリで生きているというか勢いはあるが根がビビリというか、威張っちゃいるけど繊細ですぐ凹む。だがしかし『男子たるもの』世代なので怒って強いふりをしていたのでHSS型HSPだったのだろうと思う。
サラリーマンをしたこともあったが、だいたいが帰宅して文句言ってるなーと思うと(こうすればいいのにやらない的な、HSP発想が通じない会社だった模様)辞めて来て、かと思うと自分で仕事を始めていた。
自営業の町工場だけど新しいことに飛び込んで学びつつもう始めてしまい、仕事は丁寧で真面目なのでお客さんもつくという感じ。
思い出そうと思えばいっくらでも色んな場面を思い出すのだけど、よくもまぁあれだけ怒られて平気で生きてこられたなと思いもするし、親にあそこまで拒絶されたり、姉妹と比較されたら自尊心がズタズタになっていても不思議はないのに、なぜにしれっとしてたのか…親の気分で傷つけられたという部分もあるにはあるけれど、びっくりの方が勝っていた。
親なのにすごいな、こんなこと言うんだ、あながち拾われたってのも間違いじゃないのかもなと思ったり(←昭和あるある、「あなたは橋の下で拾って来た子なんだよ」ってやつ)。
家に帰るのが憂鬱で学校帰りにずっと土手から川を眺めていたり、熱心に石ころを探したり、なんとなく家庭というカタマリに違和感はありつつ、過ごせていた。
ひとりでいることに寂しさとかは無く、自分にとって自然な状態だった。
自営業だったので家に帰ると両親がいて、仕事場で1日の報告をする。
多分、母とは付き合いづらいものの、父に工具を借りて使わなくなった電化製品を分解したり、組み立ててみたり、面白い事はあったし、黙っていれば怒られることもなく、そして本は与えてもらっていたので空想も妄想も自由自在だったし、ウチはこんなウチ…としか思ってなかったのだろうと思う。
…と、ここまで書いて気づいたが、繊細さのカケラもない気がする。
そしてこれを書き続ける必要があるのかとすら思えて来た。
これ誰に向けて?
自分の頭の整理ならもう終わっちゃってるから『当時』の記憶も本当に伝えるダークな部分が抜けてるかも。
今、HSPだと知って戸惑っている老若男女の皆さんに、アタシは何が言いたいの?
と、ちょっと今日は迷子気味な内容でしたね、ごめんね!
では、またね!
最近ちょっと変!