「別にいいんだけどさ」という前置きは(多分)いらない
――とか言うて、「私」も言う。
でも、わざわざ「別にいいんだけどさ」という前置きが必要ということは、「ほんとはよくない……」と思ってるはずなのだ。
だってほんとに、心から「別にいい」と思ってるなら、そもそも何も気にならない。
――ので、特に言うこと、なくないか?と(笑)
で、「別にいいんだけどさ」と言われたら、オブラートに包んではいるけど「それ、よくないよ」という指摘だということ――みんな気づいてるくない?という話。
だって、言います?
「別にいいんだけどさ、その服すごいセンスいいねー!」って。
ほんとに「センスいい!素敵ーっ!」て思ってたら、まず「別にいいんだけどさ」は付けず、素直にそのまま言うよね。「センスいい!素敵ーっ!」って。
「別にいいんだけどさ、その服ビミョーじゃない?」
これはおかしくない……というか、聞くじゃん(笑)なんなら私は、夫に言われたこともある。
(……エッ、これ「私」だけじゃないよね……?)
▼夫・のりんこくんの話
この人の場合、「悪いとハッキリ言いたいわけじゃないんだけど、俺から見たらビミョーってこと」みたいな感じで「別にいいんだけどさ」を使ってくる。
でも、のりんこくんはすごく素直な人なので、「別にいいんだけどさ」が付く時点で、「お、これは本心では、かなり!ビミョ〜!!って思ってるぞ〜?」とこっちは思う(笑)
――とか書いてる「私」も、「別にいいんだけどさ」と言った後に続ける言葉は、大体「よくないよ」という意味合いだ。
そんで、この「別にいいんだけどさ」という前置き。
「相手を傷つけたいとは思ってないけど、でも指摘はしたいですね……」みたいな時に使う、なんかもう……お決まりのパターンになってるじゃん。みんな、なんとな〜くでも次に続く言葉を想像できるじゃん。
だとしたら、「別にいいんだけどさ」って前置き、いらなくない?
いや、「傷つけないように、なのよ!」というのは分かる。もっかい言うけど「私」も使っちゃうし。
でも多分、「別にいいんだけどさ」という前置きはいらない。
もうみんな、大体分かってる。
その後に続くものが、なんなのか。
だけど「傷つけたくない」はほんとだし、でも「伝えたいこと」ってのもあるじゃん。それもすんごい分かる。
なんかこう、「物申す」その前の、いい感じの前置き。ないもんかなぁ……と思ったので、何か考えてみよう。
まぁ、そもそも「物申す」こと自体がどうなのか?って話にもなるかもしれないけど……「指摘」はさ、欲しいは欲しいじゃないですか(笑)
今着てる服のコーディネートが、素敵かそうでないか。
「私」にとっては、これって結構な重要性がある。だから、(私は好きだけど)あなたから見てどう?ってご意見はいただきたいなぁ〜と思うもんね。
でも、「ビミョー!」ってそのままハッキリ言われると、それはそれでショックだったりするんだよね〜!
というわけで、
「別にいいんだけどさ」に代わる前置きを考えてみよう!
――と、思った話。
▼「私」ってこんな人
なんか今日、眠気がすごい(最近いつもこれなんだけど)。
「別にいいんだけどさ、やることまだいっぱいあるよね(笑)」