初開催【占い師サミット】参加レポ
2024/11/4
東京渋谷にて開催された占い師サミットについて福岡からはるばる参加してきました!
しがない地方占い師の一人として感想を記録し、後進の誰かの役に立てばと思います。
といっても、私も全てに参加したわけではないので、参加したセミナーについて可能な限り時系列でまとめてみますね。
開場
渋谷ソラスタコンファレンス4階に
10:45ごろに到着。迷う自信があったので10時には渋谷につき、荷物をコインロッカーへ入れて早めに着くことができました。
入り口にはすでに、案内の看板を持ったスタッフさんがおられたので分かりやすかったです。
《11時開場》
とのことでしたが少し早くから来られた方も数名おられました。11時前でしたが受付にLINEの事前予約画面を見せて受付完了✅
リストバンドなど再入場に必要な物も特に必要とせず、入退場自由とのこと。(すごく自由でありがたい!!)
入場後すぐに占いドリンクBARへと、向かい「おみくじタロットコースター」をGet!
なんだかんだ、こういうプチグッズに惹かれてしまうのは私だけではないはず!!
【太陽☀️】を手にして意気揚々と11:30からの高橋桐谷先生のルノルマンワークショップへと向かいました。
この時点ですでに、①ブランディングブースの宣材写真コーナーは多くの方が受付をされているようでした。※簡単なヘアセットはメイクさんがおられるのでしていただけました!これも無料⁈エーー!と内心驚嘆。
後から聞いた話、メイクさんが言うには【鏡リュウジ×賢龍雅人】両先生の講演後が最も混雑したそうです。そして、4Eの別室にて、講演/ワークショップがあり待機列は別に分けられていたので特に混乱もなくスムーズに着席できました!
11:30〜約50分
高橋桐谷先生による【ルノルマンカードのワークショップ】
私はルノルマンは未履修でしたが、桐谷先生のリズミカルな話術と会場全員を巻き込んでの感覚診断→インスピレーションのアウトプットと全肯定!誰もが占い師として自信を持てる温かな講演を聞き、私も早速「よし!やってみるか!」と心にエンジンがかかりました!
シンプルが故に占いの真髄であるシンボルの捉えとそこから膨らませるイマジネーションが重要であることを教えてもらえました。
また、有名な展開方式であるルノルマンのグランタブローは卓上に36枚全てを広げた占いのため、お客様が「わぁ!こんなにカードを引いてくださったのね!」と満足感を得られやすいことも改めて教えてもらえました。これは占いの非日常感や特別感がそのままエンタメ商売として成立することの要因の1つかと個人的には思えます。また、講演の中で
"ルノルマンには時代を引っ張っていく力がある"
という言葉が特に印象に残り、
あっという間の50分でした!
公演中「ルノルマンはその性質として過去に関する占いは不得意なのでは?」という疑問がふと湧いてきたのですが、急な質問にも先生は快く応じていただけました!ありがとうございました!
ワークショップ終了後、
一度、席の入れ替えのために退出すると、そこには部屋の周りをぐるっと1周するほどの長蛇の列が!!そう!なぜなら次は
12:30〜約50分
【鏡リュウジ×賢龍雅人】両先生による対談
がスタートだからです。
会場内は立ち見も出るほどの人気で、約50名ほどがいたと思います。
気心の知れた間柄のお二人の気さくなオープニングトークから和やかな雰囲気ではじまりました。
今回の対談テーマは「占い業界の今昔」
リュウジ先生の高校時代の占い業界の雰囲気の話から始まりました。
この時代の話は私には実感を伴う経験がないのであくまで雰囲気でしか、捉えられないのですがどこか占いは"アウトローなヤバいもの"、"耽美主義のような匂い"として世間からは思われていたことは想像できました。
《70年代の占いブーム》
高島易断のブーム
骨相学と手相の起伏
〇〇神秘シリーズがなぜ実用書なのか?
ベストセラー「西洋占星術」門馬寛明
《80年代の占い産業の隆盛》
《90年代の占いと心理の結びつき》
《2000年代からのスピリチュアルとの接近》
そして、《AI占いの登場》
と時代と共に占いがどのような社会的立ち位置であったのか実体験からお話いただき、コロナ禍を経てさらに占いのあり方や需要は変化していくことが予想されました。
特にリュウジ先生のお話の中で、「売ってはいけないものを売っている」という言葉は衝撃的でした。学問として長く取り組んでいるリュウジ先生でさえ、当時と変わらぬ"取り扱いに注意しないといけない実用性のない不確かなものが占い"だと言うのですから。改めて「占いで対価を得ること」の重みを感じました。そして、実はYouTubeや動画での占いはバズりにくいのでは?という話もでてきて、オンラインで無料でも占えてしまう昨今、対面鑑定に行くまでの雰囲気作りや流入経路を意識した集客導線づくりが今後さらに重要性を増すのでは?とデルフォイの信託を例にだされ、確かになーと、対面鑑定ならではの特別感&期待感を演出する工夫が必要という話も出てきました。
その後、今回は一時退出はせずそのままリュウジ先生も賢龍先生のコンビでの公開鑑定が始まりました。
*公開鑑定は事前に抽選によって選ばれた方への占いとなります。
*公開鑑定についての詳しい内容は割愛させていただき感想のみ記録。
ホロスコープをiPadで巧みに操る賢龍先生と、横でツッコミを入れつつ予想の斜め上のリーディングをポロロンと語るリュウジ先生の素晴らしいコンビでとても勉強になりました。
西洋占星術をしっかり使いこなすということは、その身に「天体の運航速度」を備えることだと教えていただきました。
イヤーーほんと、沼です!!!!!
西洋占星術は勉強すればするほど、難しく感じるのは私だけでしょうか?笑
#セカンダリープログレッション #ルネーション占星術
その後、いったん休憩。
ブースに戻り宣材写真撮影。
14:50〜約50分
松井勇策先生による【占いを活用したキャリアコンサルとは?】
を拝聴。
先生が雇用コンサルタントとして働く中で、占いを活用すると上手く説明できることが多いという視座を与えていただけました!
俗にいう風の時代の到来。
冥王星をはじめとするトランスサタニアの運航が与える"時代の変化"は現代日本の大企業から始まっていることを詳しく説明いただき、マンデン占星術や元会運世(四柱推命)と照らし合わせた解説は実感をともなう人も多かったと思います。今後は企業も個人もどこまで"フロー状態"を維持、向上できるのか?が問われる時代になるのだと感じました。
タロットでの例えで【力strength→星star】への雇用の変化は、誰もが置かれた場所で咲く必要のない、咲く場所をまず選ぶべき時代の到来を分かりやすく表現されているなと勉強になりました。
その後、再び昼食のために外出。
最後に原宿の有名占い館 塔里木さんによる
17:25〜約30分
dainmt先生のデモリーディング
*個人情報のため詳しいリーディングやホロスコープに関する記録は割愛。感想のみとなります。
館での鑑定をそのまま再現され、
鑑定開始前にはピンと空気が張り詰めるていくのを感じました。場を整える先生の細かな所作がそのような"占いをする雰囲気"を作っているのでしょう。リアルでないと分からない多くを学ぶことができました!
易やルーン、カード、ホロスコープ、東西問わずに質問にあわせて瞬時に使いこなすのは圧巻の一言!
最後には会場にいる占い師の先生方への今後のアドバイスをカードでいただき、「技術の研鑽だけでなく、個々人の思想が問われる時代。"ほどほどにできる"は当たり前。更なる個性を磨く必要がある」と時代に合わせて占い業界も占い師もさらにレベルアップすることが求められることが示唆されました!
公演終了後、個人的に気になった質問にも先生は快く応じていただき丁寧に教えていただけました!ありがとうございました!
閉場
全ての公演終了、18時少し前に私は出てしまいましたが最後まで多くの先生方が交流されていてとても素敵な時間を過ごされていました!
運営関係者の皆様、ご登壇された先生方、本当にお疲れ様でした!
こんな素敵なイベントが"無料"ということに最後まで驚きを隠せませんが、次回の開催を楽しみにしています!!
欲を言えば、年に一度このように業界全体を盛り上げるためのカンファレンスがあって然るべきなのかもしれませんね。