氷瀑まつりがゲームの世界に!? 〜カミカワマイクラチャレンジ〜
短期移住を通じて本格的に移住を決めた方も多い上川町。
(地域おこし協力隊の任期終了後の定住率、なんと70%超え…!)
ただ、定住するにあたって、考える方も多いのが子育て環境。
人口が少ないエリアでの子育ては「教育や習い事の選択肢が少ない」、「クラブ活動がない」等の問題が付いて回ります。
そんな中、上川町が取り組んでいるのが
「カミカワマイクラチャレンジ」
小学4年生から中学生のメンバーが集まって
上川町が誇るイベント、「氷瀑まつり」をマインクラフトの世界の中で再現しよう!というデジタル教育プログラムです。
開催場所は上川町役場の中。
子どもたちが役場へ勉強しに(遊びに?)来るというのは、役場の「お堅い場所」というイメージが薄くなっていいなぁと。
前半は、オンラインミーティングを使用した東京講師陣による授業。
お互いの顔が見えて、リアルタイムの質疑応答が気さくに出来るなら、普通の授業とそこまで変わらないよねーという印象。
後半は子どもたちのお楽しみパート
授業の内容を踏まえて、実際に「氷瀑祭り」をマイクラの世界で作っていきます。
各々が「建物の中を作るね!」「じゃあ花火打ち上げるから!」と声を掛け合いながら作業開始!
困った時はサポートとして、アカデミック・プロデューサーの松井さんが居るので安心…ですが、やはり興味のあることには貪欲な子どもたち。
なにか問題が発生しても、お互いのマイクラ知識や独自の工夫でどんどん解決していきます。
マイクラチャレンジ自体は90分の授業…と言いつつも、生徒達の「もうちょっと作りたーい!」の声により、終了時間が延びることも多いのだとか
最後はマイクラ内で花火を打ち上げながら記念撮影。
楽しそうな雰囲気の中、「お休みの日もこうやってみんなと会えるのが嬉しい!」と話してくれました。
このプロジェクトの最終日には、大型スクリーンを使って街の人や観光協会の人に発表して、実際にマイクラの氷瀑祭りを体験してもらうそう。楽しく作ってハイ終わり!だけではなく、自分たちと町の人たちとの関わり、氷瀑まつりと町の関わりをも作り出すなんて、めちゃくちゃ貴重な経験!
正直都会でも得難いモノの一つだと思います。
これだけでも取り組みとして新しいなぁという感想だったのですが、上川町全体が子どもの新しい教育や過ごしやすさに力を入れているよう。
少し年齢層が上の子どもたち向けのe-sportsについて学ぶ企画や、チームラボプロデュースの体験型の最新施設もあります。
かみかわKICHATTAメンバーによる紹介記事はこちら
ゲームで学ぶなんて昔なら理解されなかっただろう取り組み。
最近マシになってきたとはいえ、今でもゲームに偏見を持つ親世代も未だ数多くいる中で
子どもたちを楽しませたい!学ばせたい!沢山の機会を与えてあげたい!
と、大人が熱く頑張る姿も見えて、新しくてあったかい町だなぁとしみじみ思いました。