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ドコモのシェアサイクルが、150円のタクシーになるし、デートにも使える件

いまやIT先進国となった中国では、ofomobikeといったシェアサイクルが大旋風を巻き起こしているという。これらは、スマホアプリを使うことによって、街中のどこでも乗り捨て可能なレンタルサイクルであり、価格も30分10-20円と信じられないほど安いのが特徴だ。

最近になって、彼らの日本進出が話題となっている。最大手のofoはソフトバンクと組んで事業展開することが決まったし、mobikeは既に札幌でビジネスをスタートしている。また、この波に乗って、僕が「ヘビーユーザー(ヘビーとは言ってない)」であるメルカリは「メルチャリ」を来年から展開することを発表。同じく僕が「ヘビーユーザー(ヘビーとは言ってない)」であるDMMも年内にシェアサイクリング事業への参入を公表している。

いよいよ日本にもシェアサイクルのブームがやってくるのか、とワクワクしていた矢先、興味深いツイートが僕のタイムラインに流れてきた。

え、ドコモのバイクシェアって便利なの?

ドコモバイクシェアと言えば、ドコモが東京23区を中心とした各自治体と協業で展開しているシェアサイクルであり、東京にお住まいの方なら、あの特徴的な赤い自転車を一度は見たことがあるだろう。

ちょうど先日、2017年10月1日には僕の主な生息地でもある渋谷区でもサービスが開始された。

中国がどうこう言っている場合ではない。ドコモ×自治体のサービスだと侮っていたが、もし本当に超絶便利だというならば試してみねば…!

僕のトレンドブロガーとしての魂に火がついた。

なぜシェアサイクルが必要なのか?

ところで、何を隠そう、僕は普段から愛車のGIANT TRADISTを乗り回す自転車乗りである。通勤はもちろんのこと、取引先や投資家に会うために都内を移動する際も、ほぼ全て自転車で移動している。先日も一泊二日で自転車旅行に行ってきたレベルだ。

そんな僕がなぜシェアサイクルに魅力を感じているのか?

それは片道だけ自転車に乗りたい場面が多々あるからだ。

例えば、朝出勤する時に雨が降っていたとしよう。この場合、やむなく電車で通勤することになる。しかしながら、僕の家は最寄り駅から徒歩10分以上かかり、オフィスも渋谷駅から徒歩10分である。もし帰宅時に雨がやんでいたとしたら、電車で帰りたくない。Door to Door15分で帰れる自転車のほうが圧倒的に楽なのだ。

また、自転車で出勤していない日に、渋谷のオフィスから六本木まで訪問しようとする。そのためには、渋谷駅まで10分以上歩き、そこからバスに乗らなければならない。正直ダルい。しかし、自転車であれば、一本道で六本木まで行くことができ、正味20分程度で到着することが可能なのだ。

先日、帰りに泥酔状態になっていることを想定し自転車で行くことができなかった友人の結婚式だって、タクシーで行かずとも済んだはずだ。

利用登録は3分で完了

実際にドコモバイクシェアを利用するためには、まず各自治体の専用サイトから会員登録をする必要がある。僕は渋谷区民なので、なんとなくの帰属意識から「渋谷区コミュニティサイクル」への会員登録を行った。が、たぶん、東京都の場合、どこの自治体で登録しても変わらない。このシェアサイクルはどこの区で借りて、どこの区で返却してもOKなのだ(大田区と練馬区以外)。

会員登録画面は、残念ながら前近代的UI。うちに発注してくれれば、もっと良い感じにするよ?と言いたくなる気持ちをグッとこらえて、名前やID、クレジットカード等の情報を入力していく。

会員は、「1回会員」「月額会員」「1日パス」の3種類があるようだが、初心者の僕は1回会員を選択した。これは、月額基本料無料で、最初の30分150円、以後30分毎に100円で利用できるプランだ。中国のサービスに比べれば高く感じるが、山手線の初乗り料金が140円、東京都のタクシー初乗り料金が410円であることを考えると、十分に競争力のある価格と言える。

ものの数分で会員登録を終えると、そこからすぐに自転車をレンタルすることができる。地図で検索して最寄りのポートまで行くと、ご覧のように赤い自転車が並んでいる。

そこで、借りたい自転車に、登録しておいたFelica対応カードかケータイをタッチすると、自転車が自動的に解錠されてレンタルが開始される。僕の場合、ここでiPhone7に搭載されているモバイルSuicaを使用した。カードを持っていなくてもiPhone7をタッチするだけで借りられるので楽チンだ。

自転車は幾つか種類があるものの、基本的には同じ赤い電動自転車だ。買い物でも使用できるようカゴも付いている。ギアは3段変速らしい。

と、自転車を借りて気づいたのだが、この日は休日で出勤の予定もない。これといった予定もない。自転車を使っていったい何をすれば良いのだ。

…そうだ、原宿デートに行こう!(1人)

デートにも使えるシェアサイクル

シェアサイクルの使用用途は、なにも通勤通学だけではない。例えば、恋人や旦那さん/奥さんとのデートが毎回、六本木ヒルズで映画を観るだけだったり、恵比寿でお洒落なレストランに行くだけだったりと、マンネリ化している人も多いだろう。

そんな時はシェアサイクルを使って、普段は行かない場所にデートに出かけてみてはいかがだろうか。

原宿といえば、ティーンエイジャーの聖地。もういい歳の僕は、なかなか足を踏み入れない地である。あの原宿駅の混雑は、正直きつい。しかし、シェアサイクルがあれば、ひさびさに原宿に行ってみても良いかなという気持ちになってくる。

今回は将来の恋人・深キョンとのデートを想定して、原宿へ下見に行くことにした。

普段クロスバイクに乗り慣れている僕からすると、電動バイクは若干の違和感がある。車体は重いし、ハンドルもママチャリタイプだ。しかし快晴の中、ゆっくりと自転車に乗るのも悪くない。

「深キョン、そっちは危ないから、もっとこっちにおいでよ。」

そんなやり取りを妄想しながら、僕は明治通りを上り、若者の街・原宿へ向かった。

渋谷区でのサービス開始に伴い、ラフォーレ原宿前の交差点にもポートが設置されている。そう、あの有名なコン、、いやジョナサンの前だ。

ポートに着いたら、自転車の鍵をかけるだけ。これで返却完了である。ものの20分程度で着いてしまったので、料金はたった150円だ。

ひさびさに来た原宿は、様々なお店が新しくできていた。特徴的なのは、最近開店した飲食店は、どれもインスタ映えを意識したものばかりなこと。とてつもなく大きい虹色の綿あめを多くの人が頬張っている。容器からあふれるほど長いフライドポテトにかぶりついている女子高生もいる。電球の形をした容器を使ったピカピカソーダなんていうのもあるらしい。

さすが流行の最先端の街、原宿。

僕も深キョンのインスタグラムに、吉田沙保里選手の代わりに登場することを想定する必要がありそうだ。

僕はそんな未来を予想して、恋が叶うかもしれないという噂のインスタ映えするアイスcoisofや、ピンクのクマと記念撮影をして、用意周到にプランを練っていった。

恋が叶うcoisofを食べながら「恋、叶ったね」と言う想定。

「僕らの部屋でもクマ、飼おうか」と言う想定。

よし、これは間違いなく楽しいデートになる…!

一点注意しなければならないのは、帰宅する時に原宿駅から満員電車に乗ると、一気に気分が滅入ってしまう可能性があることだ。しかし、だからといって、タクシーに乗ると2000円くらい軽く吹き飛んでしまう。

安心してください。シェアサイクルがありますよ。

そう、デートが終わったら、近くのポートまで行きスマホをかざせば、150円で帰宅できるのだ。人混みに疲れることなく!

このようにシェアサイクルは多くの使用用途が想定される。あとは、どれだけポートの数を増やせるかに成否はかかっているだろう。

本当は中国のシェアサイクルのように、街中のどこでも乗り捨てができ、あっという間に「運維小哥(メンテナンス兄貴)」と呼ばれる人たちが回収してくれるみたいなサービスであればとても便利ではあるが、日本ではなかなか難しい面もあるだろう。

なので、せめて僕の自宅とオフィスの目の前にポートを設置してくれるよう強くお願いしたい。

ところで、これだけ毎回にわたって、積極的に深キョンにアプローチしているのに、未だに本人から連絡がない。一体なにが原因なんだろう。。。

[これまでの記事]
1. 深キョンとLINEを交換する、たった1つの方法
2. 深キョンも思わず惚れる、ドライブデートプラン5選

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最後に、ドコモサイクルシェア感想

【良いと思ったこと】
1. Suicaで借りれるので超カンタン。
2. 東京だとそれなりにポート数がある。
3. 30分150円は、割と安い。

【改善してほしいと思ったこと】
1. 自転車の種類を増やしてほしい
 ⇒スピードが出にくい。本当はスポーツタイプが欲しい。
2. 自転車を乗り捨て可能に。
 ⇒たぶん無理だけど、出来たら夢のよう。
3. アプリやWEBのUI改善
 ⇒たぶん見た目を変えるだけで利用者増える。

ここまで読んでくださった方は、相当熟読してくださったことだろう。ぜひ「はてぶ」登録をお願いしたい。

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