【詩】金輪際のレイクエム

地球に生まれてきたということが
なぜ　これほどまでに辛いのか
病に災い　次から次へと降りかかり
どれだけ　頑張れがいいのかと
どれだけ　耐えればいいのかと
どれだけ　泣き明かせばいいのかと
前世で　何か悪いことをしたのでしょうか？
だから　それを償うために　
生きてゆかなければ　ならないのでしょうか？
こうして　苦しい日々を　
一生過ごさなければ　ならないのでしょうか？

夜に家を飛び出して
天を仰ぐと　無数の星が
遠い宇宙の彼方から　
私を見つめて　言うのです
悪い事などしていない
償うことなど　何もない
地球上で生きるということは　
あらゆることを体験すること
それは　とにかく　辛いこと　苦しいこと　悲しいこと
数多くを体験すること
その後に　地球上での嬉しいこと　楽しいこと　美しいことも
数多くを体験するのです
地球上でのあらゆることを
受け入れることが生きること
全てのことは　過去となる
全てのことは金輪際　金輪際のレイクエム
今日を生きればよいのです

無数の星が輝いて　温かい光に包まれました
悪いことなどしていない
償うことなどなにもない

嬉しいことも　楽しいことも　美しいことも　体験し
笑って暮らしていいのだと
遠い宇宙の彼方から　私に教えてくれました

全てのことは金輪際　金輪際のレイクエム
今日を生きればよいのです
今日を生きればよいのです