2、カラー理論 part2
こんにちは、ヘアカラー大学です。
アルカリカラーの基本知識は理解できましたか?
「活性酸素が発生し、脱色作用と染色作用」が行われる
という基礎的な理論の話をさせていただきました。
まだ読まれていないという方はまず先に読むことを
お勧めします。
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では今回の本題に入ります。
今回は脱色作用と染色作用が髪の内部でどのようなことが
行われているのかという話をしていきます。
髪の内部でのカラーの働き
例としてバージン毛の黒髪へ8Lvのカラー剤を使っていきます。
8Lvのカラー剤を髪へ塗布した場合、髪の内部ではどうなっているのか。
まずバージン毛の場合、大体4Lv~6Lvの暗い髪がトーンアップしていきます。
これが「脱色作用」です。
脱色作用が行われて髪の明るさが大体10Lvくらいまで脱色されていきます。
そこから2Lvほど下がって目的の8Lvに到達します。
この2Lv下がるのが「染色作用」によって色が入るということです。
これが基本的なアルカリカラーの流れになります。
オキシの%の違い
次にオキシの使い方です。
「オキシってどうやって使い分けるの?」
「そもそもオキシってよくわからない」
「細かくはわからないけどトーンアップは6%で、
トーンダウンは3%でいいんじゃないの?」
っていうよくわからず使っている方は少なくないと思います。
オキシで大事なのは
「カラー剤のスペックをどのくらい発揮したいか」
という部分になります。
どういうことかというと、以前アルカリとオキシが混ざって
活性酸素が混ざって活性酸素が発生するとお伝えしました。
オキシの過水濃度が低くなれば活性酸素が発生しずらくなります
過水濃度が高ければ活性酸素も発生しやすくなります。
なので6%のオキシの方が1.5%よりも
オキシ濃度が高いので、
同じカラー剤でもより染まりが良くなります。
要するに
「カラーのスペックをどれだけ発揮したいかで使い分ける」
ということです。
一般的な認識で言うならば、トーンアップするなら6%
トーンダウンは3%という考え方でもいいのですが
トーンダウンでも脱色力が欲しい場合や
茶色の髪にできるだけアッシュやグレイにしたい時など
茶色の色素はいらないから、脱色作用が必要で6%を使うという
場合がありますので
そういうこともあるんだと覚えておくと良いでしょう。
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