『鶴亀祝い掛け時計』の作り方
こんにちは! 紙単衣の水引デザイナー小松です。
以前購入した100円ショップのご祝儀袋を使って、リメイク作品を作る連載。第2回目は「鶴亀祝い掛け時計」作りに挑戦します!
実際に結婚式でもらうご祝儀袋は、種類がバラバラなので、全く同じものは作れないかもしれませんが、参考にしてみてください。
■準備するもの
■作り方1:文字板に紙を貼る
時計の下地にするご祝儀袋の表紙を1枚選びます。柄物の紙は針が見えにくくなる可能性があるので、シンプルな紙にします。今回はしわのある和紙を選びました。表紙の右上に付いている熨斗は中途半端な位置になりそうなので、はずしておきます。紙の折り目をごまかすため、わざと紙全体をくしゃくしゃにしてから、文字板の表面上半分にボンドを均一に伸ばして、くしゃくしゃにした紙を開いて貼り付けます。板からはみ出た紙は、裏に折り込んでボンドで貼り付けます。
まだ板が覆いきれていないので、残りの半分に貼るご祝儀袋を選びます。今回は欲張って、5枚のご祝儀袋を貼ることにしました。ピンク多めのファンシー系です。好きな形に切ってもいいですが、重ねたままでもかわいらしいので、このまま貼ることにします。
この時、時計の針を仮置きして、文字を置くことを想定して余白を保ちながら、貼る位置を決めます。ご祝儀袋の裏側に下から折り込んである部分だけまっすぐに伸ばして、ボンドで全体を貼り付けます。板からはみ出た部分は板の裏に折り込み、必要に応じてハサミで切ります。
板の裏もせっかくなので全体を覆います。ご祝儀袋を1枚選んで円形にハサミで切り、ボンドで貼り付けます。
時計を付ける位置に、割りばしなどで穴を開けたら、ベースの完成です!
■作り方2:水引で時計の文字を作る
どの水引を使うか仮置きしてイメージを膨らませて決めます。
使う水引を決めたら、水引を裏返して、手やニッパーでクラフトワイヤーを解いて、飾りと裏の紐を分けます。
今回は、こちらの梅結びと裏の紐を使って文字部分を作成することにしました。水引の長さを適宜ハサミで切ります。
時計の針を仮置きして、針がぶつからないか確認しながら位置を調整します。文字位置を決めたら、ボンドで貼ります。
■作り方3:水引で飾りを付ける
水引を選んで余白部分に飾りを貼り付けます。たくさん付けすぎると、時間よりも気になってしまいそうなので、今回はおめでたい象徴の鶴と亀だけを選びました。位置を決めたらボンドで貼ります。
■作り方4:時計ムーブメントを設置する
説明書に従って、時計ムーブメントを設置します。
最後に全体のバランスを見て、納得できれば完成です!!(水引飾りを足すなど調整しても可◎)
■さいごに
余った水引や包み紙は、近所の神社やお寺のお焚き上げに出すか、また別のリメイクで活用しましょう!
文字板や時計ムーブメントは、お近くの手芸屋さんかホームセンター、通販で探してみてください。板や針のサイズ、時計の位置によって、今回の作例とはかなり異なるリメイク作品ができあがりそうです。長持ちさせたい方は、立体額の中に作るとお手入れも楽にできると思います。
完成作品を「#ご祝儀袋リメイク」をつけてシェアしていただけたら勝手に見ます!
それでは、またリメイク方法を見つけたらご紹介します。