ふてぶてしい能書家 藤原行成。

ある時、某所の扁額揮毫の勅命が
藤原行成(972年-1028年)へ下った。
周囲の者たちは、
行成が「私のような未熟者ではなく、
名人たる藤原佐理(944年-998年)殿
へお申し付け頂きたい」
などと言ってこれを辞退し、
年長者の佐理へ好機を譲るものと思ったが、
全く違った。
行成は嬉々として引き受け、
揮毫をしてのけた。
これを聞いた佐理は大いに怒り、
以後、行成は佐理の生霊に苦しめられたという。
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