僕がハッセルブラッドに未練たらたらな件
まずは写真をご覧いただきたい。
一番上の新宿駅南口の写真のみ
Hasselblad 500EL/M
CarlZeiss Sonnar 150/4
それ以降は
Hasselblad 500CM
CarlZeiss Planar 80/2.8
で撮影した写真である。
そう。よく写るのだ。
とんでもなく解像度はいい。
なぜ今、手元にないのか。
わかりません。
手放した記憶が曖昧なのだ。
泥棒にでも入られたのだろうか。
いやそんなはずはない。
だから、
ここに記録として残そうと思う。
戒めをこめて
しばらくお付き合いいただきたい。
ハッセルブラッドのはじまり
買う前から噂はよく聞いていた。
・作法があって、その内容がとんでもなく複雑らしい。これらを少しでも間違えるとレンズが取れなくなる!しかも取るのに専門業者に頼まねばならず数万円請求される。。。らしい。
・月に行ったカメラ。オリジナルはまだ月面上に浮遊している。。。らしい。
・いつ昔は終わるかわからないローンを組んで買うしかなかった。だがハッセルで撮るというのがステータスであり見栄であった。買うしかなかった。。。らしい。
らしいと言うかそれらを聞いて、
自分には手に負えない。
そんなものに手を出している余裕はない。
そう思っていた。
そう。
思っていたのだ。
ヤフオクで500EL/Mが目に止まるまでは。。。
ヤフーオークションの**
よいところ
であり**
よくないところ
決めた金額を入札しておいて、
落札することになったら
それは運命だ!と
謎の悟りを開く
事があることが頻繁にあることである。
この500EL/M、
1万9800円とかだっただろうか。
2万円入れておいて、
落札できたらば自分のところに来る運命だと。
そして数時間後、
まんまと落札している自分がいる。
達成感なのか、
諦めなのかよくわからない心境である。
これが全ての始まりであった。
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500EL/Mが手元に来ると、
また新しい問題が発生した。
レンズがないのだ。
(幸いにも電池のアダプターは
ついていたのでそれの苦労はなかった。)
当然である。
だってレンズがないものを落札したんだもの。
こんなことは初めてではない。
なぜ学習しないのか。
悟りを開いてしまったからである。
これは反省しなければならない。
と、銀座のとある教会へ
向かうのである。
(ここでピンと来る
あなたは同族な匂いがする。)
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銀座のとある教会につくと
懺悔するでもなく、
最上階へエレベータを進める。
そう。レモン社銀座店である
この時買ったのは
CarlZeiss Sonnar 150/4
3万円かそれぐらいだったと思う。
標準のplanarは5-6万ぐらいしている。
とてもじゃないけど買えない。
フードは付いていたか、
別で買ったか覚えていない。
ストラップの金具は
フジヤカメラのジャンク館で見つけた。
Vマークのついた希少なもの
だと飛びついた気がする
これも
2000-3000円ぐらい
だった記憶がある。
ご覧の通り、
金銭感覚は破綻しかけている。
ここまででざっくり5万5千円ぐらい。
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モータがあって。
もっさりと動くモーター音。
そしてなにより重さ(望遠のレンズついてるしね)
当然。純然たるハッセルブラットとは何か。
本当の美しさとは何か。
フィールドに持ち運ぶに軽いに越したことは無いのではないか。
だんだんとモーターのついていないものが気になってきた。
当然といえば当然である。
記憶が曖昧すぎて申し訳ないのだが、
マップカメラの購入履歴から辿った。
500C/Mを
4万と少しで購入していた証拠が
出てきてしまった。
ちなみにマガジンはついていなかった。
別で買ったのだろうか。。。
ここまでで 9万5千円
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また見つけてしまった。
もう一度言おう、金銭感覚が崩壊している。
確かにA12マガジンを2個所有していたから、
この2つは買っているか、、、
どうしよう。全く記憶になくて驚愕している。
ここまで12万5千円
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自分には望遠が使いこなせない。
そういってCarlZeiss Planar*T 80mm/f2.8
買ったらしい。
購入したのは
黒鏡胴のCレンズだった。
一番ベーシックな形
また、この頃には作法を
完全にマスターしていた。
チャージするのは
息をするのと同義となっていた。
レンズ外す時はチャージしてからね
FaceBook上にも
購入宣言など見受けられなかった。
当時の自分に何かしら後ろめたい気持ちがあったのかもしれない。
記録ではレンズがいつの間にか、
すり替わっている。
これは確認犯であろう。
そしてLINEでのやりとりで
探ってようやく
45だったと書いてある箇所を見つけた。
4万5千円だろうか。
17万円(寒気がしてきた。)
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ここに至るまでに小物を買い揃えている。
まずクランク。
ハッセルは小物一つ一つに優良記事があって
いかに沼の住人が多いかと考えさせられる。
ただ安心してはいけない。
僕が購入、所有したのは
紹介されているものではなく、
以下のタイプである。
メモにはクランク4とあった。
4000円だろうか。
500C/Mはスクリーン交換式である。
デフォルトのものでも
もちろんよく写って素晴らしいのだが、
伝説というか噂というか。
・インテンスクリーン
・アキュートマット
この二種類がとんでもなくよく写ると。
なんでも、肉眼で見るよりよく写ると。
新宿タカシマヤタイムズスクエアで夏開催されるカメラ市で少し苦い記憶がございます。
メモにはアキュート40とある。
40!?
ガラスの板一枚に4万円とか正気じゃない。。。とか今なら思うわけです。
当時はドラクエで言うところのメダパニでも
くらっていたのかもしれないですね。
21万4千円
残っている記録だけでこれぐらい。
どこから出てきたのか。
そしてどこへいったのか。
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ハッセルブラッドのおわり**
なぜ手放したのか。
わかりません。
考えたくありません。
辛い。
何かに追われながら、
必死に買いあさっていた自分が
そこにはいました。
いつかもう少し計画的に買い直したい機材の一つでございます。
乱筆な長文で恐縮です。
お読みいただきありがとうございました。
「立ち止まるな、輝け、自分。」
このフレーズ好きです。
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