小学四年生にアートを教えたら学びが多すぎた
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どうも、細密トライバルアーティストのGAIです。
アートに触れる機会が多くてなによりと思いながら最近過ごしてます。
んで、先日小学校でワークショップする機会がありましてね。
これがすごい学びになったので書いておこうと。
アーティスト30人くらいが小学校で子どもとアートを楽しむという感じの内容。
そのアーティストの生き方を話したり、一緒に遊んだりして学校だけでは学べないことを経験してもらうという感じです。
なにをするかなあと考えて行ったのですが、さすがに細密画やトライバルを描く時間も、大半の小学生に描けるものでもないので、アドリブでいきました。
つまりは、その時子どもの描きたいものを。
実はGAIさんは教員免許を持っているので、塾の講師で小学生を教えてたことがあります。
まあ小学生と話す機会なんてそうないので久しぶりな感覚でした。
子ども4人とグループを組んでお話ししたんですが、これがまたやんちゃな子も素直な子も両方いる。
なおさら、まとまり持たせるの大変だなと思いながらそれぞれどんな子かなと。
当たり前ですが、みんな性格が違う。
引っ込み思案、なにか話したいけど話出せない子、自由な子、反応を伺う子。
それぞれ尊重しながら楽しみ、さらに今後の学びになるような事がしたい。
その結果、自分の好きな物事を描いて、それをより良くするための仕組みと考え方に触れられればと。
今考えると大人でも難しいことをやろうとしてるなと思いますが、やっちまったものはしょうがない。
んで、何が描きたいかなんてのすぐにでてくる。
大人だといろいろ悩んだりするのに即答。
描きながらやっぱりあれ描こうかなとかはありましたがw
それぞれ試行錯誤しながら、慎重に描く子、大胆に描く子、何度も消しては進む子。
それぞれどうやったらかっこいい絵になるかをアドバイスしながら見て回る。
うん、やってることが完全に先生だw
まあでもこれが好きなんだなと改めて自分について学ぶ。
裏表がない分、子どもと接してると自分というものの理解も深まる。
シンプルに伝える。
よく子どもでもわかるように話せとか言われるけど、実際に子どもに向かって話すとその難しさが顕著に。
シンプルにわかりやすく、かつ興味をそそるように。
先生方はこれを常日頃から何十人、何百人にやってると思うと頭が上がらない。すげえのよ。
小学校の教員ってほんとに大変で。ほぼ全教科やるのよ。
この日に接した子どもは10人かそこらだけど、もうね。みんな違う。
みんなにその子に合ったやり方がある。でもそんなことしてたら時間があまりに足りない。
義務教育は学びの場所の提供。
等しく教える内容は平均化されないといけないけど、子どもそれぞれの特性も理解して接していく必要もある。
んで、これって大人の教育にも同じことが言えるのだけど、大人って下手に長く生きてるからわかりづらい人が多い。
それを見極めるのが仕事な人もいるのだけど、それができない人も多いのよね。
まあ学校によっても違うんでしょうけど、今回行った学校ではみんないい子でした。
規範たる行動を、と思いながら、ラフに関われる人という難しい立場の先生。
自分の小学生時代の事も思い出しながら、またいろいろと伝えられる機会があればやりたいなと思いました。
アーティストとしてのGAI。
ゲーム開発会社としてのGAI。
他いろいろやってますが、子どもにとって「すげえ!」と言われるように生きて行きたいですね。
ちなみに、PCのタイピングゲームの寿司打が学校で流行ってて、大人気なくガチタイピングやったらバケモノ扱いされて大反響でした。これも記憶に残って、いろんな子の小学校の思い出に組み込まれたら面白いですね。
「アーティストがいっぱい来た授業で、寿司打マスターがいた!」ってw
それではまた。
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