副業の概念が消えていた
鍼灸師の免許を取って、神戸のグループ院に就職した。そこで7年勤めた。(たしか7年、、、)
辞める2年前はいわゆる副業として、いろいろなことをやっていたけどその時の感覚としては「副業をしている」といったものだった。
ただ会社を辞めて、個人事業主となって訪問鍼灸や出張整体、トレーナーなどなどいろいろなことをしていると「副業」という感覚はどんどんなくなっていった。
もちろん収入のバランスで大小はあったけれど、どこかを調整したらその分他の数字が動くので、どれが大切でどれが大切でないといったものはなく、全てでひとつという感覚だ。
そうなると面白いのが、やればやった分だけそれなりに数字は上がっていく。
稼ぐ→そのお金で出かけて人や機会に会う→そこの体験経験をまた回す→稼ぐといったサイクルが回り始めると、少しずつ増えていく。
そしていま改めて思うのは、この働き方のほうが自分自身には向いているということだ。いつも同じ場所で、いつも同じ人と同じように仕事をするのは正直苦しかったように思う。ただその当時はその感覚すら麻痺していたように感じる。
そんな当時を最近振り返ることがあった。
それを踏まえて強く思うのは、動こうということ。
結局動いているほうが気持ち的にも楽だし、不安が解消される。ただその不安もあえて自分にかけている気もしているから、自分でいじめて自分で解消するといったゲームをし続けているような感覚だ。
とにかく、この感覚がある時は圧倒的に自分らしさを感じる。
逆にいろいろと言い訳をして、動きが止まっている時は言い訳している自分もキモいし、動けていない自分に不安を感じてそれこそメンタルが病んでくる。
だから仕事をして、全てでひとつの感覚を研ぎ澄まして、そのひとつを大きくしていく。
今日もブログを書いて、Zoomをして、スペースで話して、本を読んで、銀行提出の資料を作って、動画を撮って、当たり前に施術を6名行った。
これでひとつ。
こういったことを言うと、危険人物みたいに思われることがあるけどそれはそれでもう仕方ないと思うし、不安なものは不安なのだからやるしかない。
以前、メンタルトレーニングの講習を受けていた時に「〇〇になりたい」という動機で動くのと「〇〇になりたくない」の動機で動くのはどちらがいいのでしょうか?と質問をしたことがある。
先生は「バランスが大事」とおっしゃっていた。ただ「なりたい」が7割ほどが理想ということであったが、僕は5割同士くらいの感覚だと自分自身を思っている。
もちろん人によるから幅はあると思うが、その差はどうなのか?と思うこともある。
ただ今はこれでいいと思っているので、このままやることをやっていこう。
とりあえず、もう副業という感覚はどこか彼方へ行ってしまったようだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?